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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅続落、ファーストリテなどが支えるも構成銘柄の95%が下落

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり10銘柄、値下がり214銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は大幅続落。前日の欧米株安に加え、日米の金利差縮小等による円高進行や原油価格の下落などを受けて、日経平均は164円安からスタートした。前場には円高一服や日本銀行の上場投資信託(ETF)買い入れへの期待から、やや下げ幅を縮める場面があった。ただ、後場に入ると1ドル=100円台まで円高が進み、日経平均は一時16056.67円(前日比334.78円安)まで下落した。経済対策の決定や内閣改造の実施で材料出尽くしとの声や、日銀のETF買い入れによる市場への影響は期待ほど見込めないとの見方もあった。

大引けの日経平均は前日比308.34円安の16083.11円となった。東証1部の売買高は22億4069万株、売買代金は2兆4585億円だった。業種別では、前日に続き全33業種がマイナスとなり、証券、不動産業、ガラス・土石製品、銀行業が4%超下落した。一方、卸売業は小幅な下げにとどまった。

値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954>となった。富士重<7270>は後場の取引時間中に第1四半期決算と通期予想の下方修正を発表し、一時8%近い下落となった。日経平均構成銘柄の下落率トップはカシオ<6952>で14.0%安、同2位は東海カーボン<5301>で8.9%安だった。カシオは前日に第1四半期決算と上期予想の下方修正を発表している。構成銘柄の約95%が下落する全面安の展開だった。

一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433>となり、2銘柄で約64円の押し上げ要因に。ファーストリテは7月の国内ユニクロ既存店売上高の伸びがポジティブ視された。KDDIは第1四半期決算が市場予想を上回った。日経平均構成銘柄の上昇率トップはヤマハ<7951>で11.7%高、同2位はユニーGHD<8270>で11.0%高だった。ヤマハの第1四半期決算は3割超の大幅な営業増益となった。


*15:00現在


日経平均株価  16083.11(-308.34)

値上がり銘柄数  10(寄与度+94.12)
値下がり銘柄数 214(寄与度-402.46)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 34540 900 +35.16
<9433> KDDI 3278 121 +28.36
<7951> ヤマハ 3110 326 +12.74
<7267> ホンダ 2865 105.5 +8.24
<8270> ユニーGHD 973 96 +3.75
<8058> 三菱商 1843.5 92 +3.59
<5002> 昭和シェル 939 34 +1.33
<8031> 三井物 1204 21 +0.82
<5801> 古河電 267 2 +0.08
<7731> ニコン 1445 1 +0.04

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 5912 -148 -17.35
<6954> ファナック 16715 -435 -16.99
<4543> テルモ 4220 -210 -16.41
<6971> 京セラ 4721 -161 -12.58
<6762> TDK 6210 -260 -10.16
<2801> キッコーマン 3480 -255 -9.96
<8035> 東エレク 8455 -246 -9.61
<6367> ダイキン 8554 -227 -8.87
<4507> 塩野義 5221 -222 -8.67
<6952> カシオ 1238 -201 -7.85
<7270> 富士重 3630 -199 -7.77
<9613> NTTデータ 4970 -170 -6.64
<9766> コナミHD 3855 -160 -6.25
<6902> デンソー 3752 -149 -5.82
<9735> セコム 7729 -147 -5.74
<6988> 日東電 6491 -140 -5.47
<8830> 住友不 2506.5 -133.5 -5.22
<8801> 三井不 2093.5 -129 -5.04
<2914> JT 3928 -125 -4.88
<4324> 電通 4695 -125 -4.88

《NH》

 提供:フィスコ

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