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2016年07月22日15時33分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):信越化、新光電工、LINE、積水化

信越化 <日足> 「株探」多機能チャートより
■信越化学工業 <4063>  6,227円  -139 円 (-2.2%)  本日終値
 信越化学工業<4063>が反落。UBS証券では、主力のPVC(塩ビ樹脂)子会社シンテックが2期連続で減益となったことや、建設中のエタンクラッカーについて原油安による競争力低下が懸念されることから、株式市場ではシンテックへの成長期待が低下していると指摘。それでも、シンテックが再び全社利益の牽引役となると予想し、同社の株価ドライバーであるPVCでの増益基調は未だ十分に織り込まれていないと解説。タイミングとしてはやや早いかもしれないものの、投資妙味が増してくると考え、レーティング「バイ」、目標株価7200円でカバレッジを開始している。

■新光電気工業 <6967>  561円  -12 円 (-2.1%)  本日終値
 新光電気工業<6967>が反落。国内大手証券では、現状では収益寄与をもたらす大型新製品は見当たらず、業績が為替を含むマクロ環境の変化に左右されやすいと指摘。1~3月期に競合他社が積極的に受注確保に動いたため、実需をやや上回る出荷となり、顧客の在庫はやや重いと解説。株価に割高感がない反面、独自の利益成長要因が乏しいと位置付け、レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を600円から510円に引き下げている。

■LINE <3938>  3,945円  -80 円 (-2.0%)  本日終値
 LINE<3938>が続落し新安値。21日のニューヨーク市場での終値は前日比0.79ドル安の36.81ドル(約3900円、1ドル=105円90銭換算)だった。東京市場には15日に上場し公開価格3300円に対し一時5000円まで買われたが上値は重く、足もとでは利益確定売りに押されている格好だ。ポケモンGOの配信開始を受け任天堂<7974>の関連株に人気が移っている面も逆風となっているようだ。

■積水化学工業 <4204>  1,435円  -26 円 (-1.8%)  本日終値
 積水化学工業<4204>が反落。クレディ・スイス証券が同社についてリポートをリリース。17年3月期の同証券予想ベースの総還元利回り(配当および自社株買い)は5.1%であり、インカムゲインに投資魅力があると紹介。ただ、円高局面では国内で利益を稼ぐ住宅メーカーに対してアンダーパフォーマンスとなるリスクには留意が必要であると指摘。同証券は今回、17年3月期第1四半期の同証券業績予想を開示するとともに、通期の業績予想を見直し。為替前提を、1ドル=103円(従来同証券予想109円、会社計画110円)、1ユーロ=114円(同123円、同125円)へ変更、為替感応度は、対ドルで1円の円高で5億円の減益、対ユーロで同5000万円の減益と試算。ただ、投資評価「アウトパフォーム」、目標株価1700円を継続している。

■TDK <6762>  6,390円  -100 円 (-1.5%)  本日終値
 TDK<6762>が実に10営業日ぶりに反落。クレディ・スイス証券は、業績予想を為替前提変更(1ドル=115円から103円、1円変動で営業利益は年間14億円変動)、マクロ景気減速を織り込み下方修正したとのリポートをリリース。ただ、短期業績は東芝<6502>のHDDシェア上昇によるTDK HDDヘッド数量上振れ、北米スマホでのWifi、FEMでの台当たり単価上昇の効果などにより、円高推移も会社計画を上回るペースとみると指摘。中期的にはHDDヘッドに対する懸念、高周波部品事業の売却なども、車載用TMRセンサ、MEMSマイク、エネルギーユニットの18年3月期以降の寄与に対するビジビリティが高まれば解消されようと解説。目標株価を9000円から7000円へ引き下げているものの、投資評価は「アウトパフォーム」を継続している。

■国際石油開発帝石 <1605>  826.3円  -12.4 円 (-1.5%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>など石油関連株が安い。21日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が前日比1.00ドル安の1バレル44.75ドルと下落。国際通貨基金(IMF)が19日、世界成長率を引き下げるなど減速感が出るなか、原油需給の緩みによる原油価格の下落が懸念されている。

■日本電産 <6594>  8,560円  -124 円 (-1.4%)  本日終値
 日本電産<6594>が実に9営業日ぶりに反落。今日は円高を警戒した売りや、利益確定目的の売りに下押ししているものの、国内大手証券が目標株価を引き上げたことが確認されている。野村証券は、為替前提を円高方向(1ドル108円→105円、1ユーロ123円→116円)に見直したものの、業績予想は17年3月期は据え置き、18年3月期以降はわずかながら上方修正したとリポートで紹介。マネジメント変更や工場集約の効果などが現れ、2010年以降に欧米で買収した海外子会社の収益改善が進むと考え、中型モータの収益見通しを上方修正している。レーティングは「バイ」を継続。目標株価は8900円から9700円に引き上げている。

■三菱UFJ <8306>  514.9円  -7.2 円 (-1.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。今月28~29日に開催される日銀金融政策決定会合での追加緩和期待を受けた買いが流入していたが、黒田日銀総裁が英BBCのラジオ番組で財政支出を日銀が直接手当するヘリコプターマネー(ヘリマネ)政策に対して「必要性も可能性もない」と発言。同番組は6月に収録したものだが、外国人投資家を中心にヘリマネへの注目度は高いだけに、この日は期待感後退からの売りが膨らんでいる格好だ。

■協和発酵キリン <4151>  1,903円  -25 円 (-1.3%)  本日終値
 協和発酵キリン<4151>の株価は軟調推移。21日の取引終了後、16年12月期の連結業績見通しについて、売上高を3510億円から3440億円(前期比5.6%減)へ下方修正した一方、営業利益を300億円から320億円(同26.9%減)へ、純利益を160億円から180億円(同39.5%減)へ上方修正した。上期に医薬事業の売り上げが計画を上回った一方、円高の進行による影響などが見込まれることが要因としている。

■ブリヂストン <5108>  3,540円  -38 円 (-1.1%)  本日終値
 TIWのタイヤセクターのリポートでは、為替、スプレッド面からの収益サイクルは第3四半期が底になると指摘。配当利回りが支えとなり株価の下落余地は限られるとの見方で、8月の上期決算発表でアク抜け感が拡がり株価は見直される公算が大きいと解説。個別銘柄では、にブリヂストン<5108>と東洋ゴム工業<5105>に注目している。

●ストップ高銘柄
 CVSベイ <2687>  103円  +30 円 (+41.1%) ストップ高   本日終値
 くろがね工作所 <7997>  220円  +50 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値
 テックファム <3625>  1,392円  +300 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値
 シライ電子工業 <6658>  475円  +80 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 オーイズミ <6428>  607円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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