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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:安川電、ペプドリ、任天堂

イマジカロボ <日足> 「株探」多機能チャートより
■IDOM <7599>  529円  +30 円 (+6.0%)  11:30現在
 IDOM<7599>が5日ぶりの反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、展示販売型の小売台数は想定通り着実に伸びていると指摘。来期以降の出店拡大による高成長を株価に織り込む余地があるとみて、レーティング「バイ」を継続。目標株価は1400円から1200円に引き下げている。

■EPSホールディングス <4282>  1,425円  +72 円 (+5.3%)  11:30現在
 EPSホールディングス<4282>が大幅3日続伸。東海東京調査センターが20日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価1670円としたことが好材料視されているようだ。会社側では16年9月期の経常利益を前期比2.6%増の55億円と予想しているが、同センターではこれに対し、同30.5%増の70億円と大幅な上振れを見込んでいる。15年10月~16年3月期の経常利益が前年同期比57.0%増の39億3700万円と好調だったことに加えて、同期末受注残が前年同期末比19.5%増の677億3400万円と高水準であることなどがその要因。続く17年9月期の経常利益も81億円と2ケタ増が続くと予想している。

■安川電機 <6506>  1,450円  +65 円 (+4.7%)  11:30現在
 安川電機<6506>が急反発。同社は20日取引終了後、17年3月期の第1四半期(3月21日~6月20日)連結決算を発表。売上高は903億8000万円(前年同期比10.6%減)、営業利益は54億6500万円(同40.2%減)、最終利益は34億3800万円(同40.5%減)だった。中国を中心とした新興国経済が前期後半の急速な冷え込みから脱し、市場環境は改善傾向にあるが、為替の急激な円高進行に伴う収益デメリットが反映された。ただ、足もとの業績低調は株価に織り込まれており、減益幅も市場コンセンサスよりは小さかった。信用取組が売り長ということもあって、決算発表を受けて買い戻しを誘発する格好となった。

■ペプチドリーム <4587>  5,710円  +240 円 (+4.4%)  11:30現在
 20日、ペプチドリーム <4587> が同社の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」を、米ジェネンテック社へ非独占的にライセンス許諾することで合意したと発表したことが買い材料。契約締結に伴い、ジェネンテック社に対して特殊ペプチドによる創薬研究開発を実施する権利を与える。一方、同社は契約一時金を段階に分けて受け取るほか、創製された特殊環状ペプチドや低分子化合物に係るマイルストーンフィー、上市後の売上に応じたロイヤルティを受領する。なお、契約一時金は17年6月期に計上する予定としている。

■任天堂 <7974>  28,775円  +1,010 円 (+3.6%)  11:30現在
 任天堂<7974>、日本マクドナルドホールディングス<2702>がいずれも大幅高。海外で空前の大ヒットとなっているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」で任天堂の株価の躍進が市場でも注目を集めたが、20日夜にマクドナルドとの提携が発表され、これを材料視する買いを呼び込んでいる。現時点でコラボレーションの詳細は明らかにされていないが、環境が整い次第、速やかに開示される見通し。

■ネクソン <3659>  1,645円  +56 円 (+3.5%)  11:30現在
 ネクソン<3659>が反発。20日、スマートフォン向けリアルタイムバトルRPG「Chaos Chronicle」を今夏にリリースすると発表。また、同日から事前登録を開始したとあわせて発表しており、新タイトルへの期待感から買いが入っているようだ。同ゲームは、100種類以上の個性豊かなキャラクターでチームを組み、キャラクターのスキルを駆使して戦略的に敵と戦うゲーム。個性的なキャラクターたちと共に冒険に出る「アドベンチャーモード」のほか、ライバル達が育てたチームと対戦する「アリーナモード」や、仲間と協力してモンスターと打ち負かす「レイドモード」など、さまざまなモードを楽しむことができるのが特徴としている。

■いちごHD <2337>  469円  +12 円 (+2.6%)  11:30現在
 いちごグループホールディングス<2337>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資・開発事例からみてホテル・メガソーラーは順調に推移していると指摘。ホテルREITやインフラファンドへの売却が本格化する18年2月期の予想PERは依然割安感があるとみて、レーティング「バイ」と目標株価670円を継続している。

■USEN <4842>  331円  +8 円 (+2.5%)  11:30現在
 USEN<4842>は3日続伸。同社は20日の取引終了後、連結子会社であるアルメックスを通じてNEXPOINT(東京都中央区)との資本業務提携を行うことを発表した。NEXPOINTは各種センサーや情報装置とカメラを連携させる業務用カメラソリューションで高い技術力を有している。今回の提携によりアルメックスの主要事業領域である病院・ホテル市場、USENの顧客基盤である業務店市場および新規市場に対して、製品やサービスの付加価値をさらに高めていく予定。

■アシックス <7936>  1,950円  +41 円 (+2.2%)  11:30現在
 アシックス<7936>が8日続伸。同社は20日、ロート製薬<4527>とともに医療法人社団青泉会下北沢病院(東京都世田谷区)を研究拠点として、足に多い疾患に着目し、ウォーキング運動をサポートするシューズ・中敷やスキンケア製品の共同研究開発を行うことを発表した。今回、下北沢病院を医療研究拠点として、糖尿病、外反母趾、痛風、リウマチなどの予備群にアプローチ。健康を維持・促進するためにウォーキング運動をサポートするシューズや中敷、スキンケア製品を開発し、健康寿命延伸という社会的意義への貢献を目指す。

■三井不動産 <8801>  2,413円  +47 円 (+2.0%)  11:30現在
 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など総合不動産大手の上値追い継続、東京建物<8804>、東急不動産ホールディングス<3289>も高いほか、レーサム<8890>、サンフロンティア不動産<8934>、サムティ<3244>など中小型の流動化関連も買い人気を集めている。28、29日に行われる日銀の金融政策決定会合では展望リポートの開示と合わせて、追加緩和を実施する可能性が濃厚とみられている。市場では事前に緩和を織り込んでいる部分もあり、政府の20兆円規模の経済対策観測に呼応するかたちで、日銀がサプライズを伴う量的緩和に踏み込むのではないかとの思惑も一部にあるようだ。有利子負債の大きい大手3社をはじめとして金利低下メリットが最も大きい不動産株に短期資金の流入が続いている。英国EU離脱問題では同国の不動産価格下落懸念がファンドの解約急増を引き起こし、日本の不動産株売りにも反映されただけに、その反動による上値余地にも注目が集まっている。

■大成建設 <1801>  909円  +16 円 (+1.8%)  11:30現在
 大成建設<1801>、大林組<1802>、清水建設<1803>、鹿島<1812>など大手ゼネコンをはじめ、飛島建設<1805>、鉄建<1815>、銭高組<1811>などリニア中央新幹線関連として収益機会が拡大している建設株が軒並み活況高となっている。景気刺激策としての政府の補正予算編成に期待が高まるなか、新たに取りまとめる経済対策の事業規模を、20兆円を超える水準で調整しているとの観測が複数のメディアで報じられている。来月上旬にも閣議決定して、2016年度第2次補正予算案を秋の臨時国会に提出する方針が伝わっているが、事業規模はさらなる上積み余地も指摘されている。追加の財政支出の財源は建設国債などで賄われ、インフラ整備などが中心となる見込みにあることから建設株への恩恵が見込まれている。財政投融資はリニア中央新幹線の大阪延伸前倒しに約3兆円が充てられる見通しで、ゼネコン以外ではリニア関連として注目度の高い銘柄群に物色人気が顕著だ。

■サイバーエージェント <4751>  6,540円  +90 円 (+1.4%)  11:30現在
 サイバーエージェント<4751>が4日続伸。同社は20日、ブランド広告企業のインターネットマーケティング支援を行う次世代ブランド戦略室において、ブランドリフトやリアル店舗への来店率を最大化することに特化した広告配信プラットフォーム「CA本部DSP」を開発、提供を開始することを発表した。「CA本部DSP」はダイレクトマーケティングの効果指標となるクリックやコンバージョンに最適化する一般的な配信プラットフォームとは異なり、ブランドマーケティングの効果指標となるターゲットリーチやビューアビリティ(視認性)、ブランドリフト(態度変容)を向上する独自の新たなアルゴリズムを開発し、ブランド広告効果に特化した運用型広告。リアル店舗への来店率を最大化する機能も順次対応中としている。

●ストップ高銘柄
 くろがね工作所 <7997>  170円  +50 円 (+41.7%) ストップ高   11:30現在
 シライ電子工業 <6658>  395円  +80 円 (+25.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 オーイズミ <6428>  507円  +80 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 エスケイジャパン <7608>  567円  +80 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 テックファム <3625>  1,092円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 モジュレ <3043>  750円  -150 円 (-16.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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