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【市況】国内大手証券、銀行株のさらなるアウトパフォームには今後の金融政策の方向性を見極める必要があるとの見解

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMBC日興証券の銀行セクターのリポートでは、7月11~15日にかけ欧州投資家を訪問。個別銘柄では、還元強化期待から三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>・三井住友フィナンシャルグループ<8316>・三井住友トラスト・ホールディングス<8309>・りそなホールディングス<8308>に対する期待が相対的に大きく、新生銀行<8303>には業績・還元強化共にもう少しトラックレコードを見極めたいとの声が強かったと紹介。

 同証券ではまた、前週一週間で銀行株はTOPIXを8.9%アウトパフォームし、上記期待が一部顕在化しつつある印象も、さらなるアウトパフォームには、やはり7月29日銀決定会合を踏まえて今後の金融政策の方向性を見極める必要があるとの見解を示している。また、市場で一部話題となっている「永久国債構想」は欧州では大きな材料とはなっておらず、長期的にはJGB格下げでネガティブに働く可能性が高いとの指摘が散見された点には留意したいと解説している。
《MK》

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