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【市況】18日の米国市場ダイジェスト:ダウは16ドル高、高値圏突破への材料に乏しく

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:ダウは16ドル高、高値圏突破への材料に乏しく

NYダウ       ナスダック
終値 :18533.05  終値 :5055.78
前日比:+16.50    前日比:+26.20
始値 :18521.55  始値 :5034.99
高値 :18556.13  高値 :5063.53
安値 :18489.84  安値 :5030.13

18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は16.50ドル高の18533.05、ナスダックは26.20ポイント高の5055.78で取引を終了した。原油相場の下落を嫌気し、売りが先行。堅調な7月NAHB住宅市場指数が好感されたものの、その後は新たな株価動意材料に乏しく、利益確定の売りも広がったほか、今週から本格化する4-6月期決算発表の内容を見極めたいとの思惑から上値は重いものの、ダウ及びS&P500種指数は過去最高値を更新した。セクター別では、ソフトウェア・サービスやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。

クーポン共同購入サイトのグルーポン(GRPN)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、大幅上昇。大手行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は決算内容が予想を上振れ、シティグループ(C)やモルガン・スタンレー(MS)、ゴールドマンサックス(GS)などの金融各社も買われた。一方で、医薬品のメルク(MRK)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、軟調推移となった。

ネットフリックス(NFLX)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、売上高は予想に一致し、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:トルコのクーデター未遂でリスク回避の円買い縮小

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円27銭へ下落後、106円26銭へ上昇し、106円15銭で引けた。トルコの一部軍関係者によるクーデターを政府が鎮圧したため、リスク回避の円買いは縮小した。また、米国債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1047ドルから1.1084ドルへ上昇し、1.1075ドルで引けた。トルコ政情不安の後退でユーロのショートカバーが優勢となった。ユーロ・円は、116円32銭へ下落後、117円69銭へ反発。

ポンド・ドルは、1.3220ドルから1.3315ドルへ上昇した。英中銀による8月の利下げ観測が後退しポンドのショートカバーが優勢となった。ドル・スイスは、0.9844フランから0.9812フランへ下落した。


■NY原油:反落で45.24ドル、トルコの軍事クーデター未遂で売りが優勢に

NY原油は反落(NYMEX原油8月限終値:45.24↓0.71)。先週末に発生したトルコの軍事クーデターは未遂となり、同国の原油輸送が通常通りとなったことで売りが優勢となった。また、夏場の米国需給で緩みが生じるとの思惑もマイナス材料に。

日足チャートでは、引続き45ドルでの攻防を迎えている。トレンドはやや調整局面入りとなっているが、100日移動平均線がサポートラインとして意識されよう。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  14.11ドル +0.450ドル(+3.29%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.21ドル +0.200ドル(+0.71%)
ゴールドマン・サックス(GS)163.33ドル +1.690ドル(+1.05%)
インテル(INTC)      35.05ドル -0.020ドル(-0.06%)
アップル(AAPL)      99.83ドル +1.050ドル(+1.06%)
アルファベット(GOOG)   753.20ドル +17.57ドル(+2.39%)
フェイスブック(FB)    119.37ドル +2.510ドル(+2.15%)
キャタピラー(CAT)     79.82ドル -0.110ドル(-0.14%)
アルコア(AA)       10.92ドル +0.000ドル(+0.00%)
ウォルマート(WMT)     73.84ドル +0.170ドル(+0.23%)
スプリント(S)       4.75ドル -0.250ドル(-5.00%)

《NO》

 提供:フィスコ

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