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2016年07月14日16時14分

【特集】フォーバル Research Memo(9):質への転換によりオンリーワン企業へ昇華し安定的な高い収益構造の実現を目指す

フォーバル <日足> 「株探」多機能チャートより

■中期的な成長戦略

フォーバル<8275>は3ヶ年の中期経営計画を策定しているようであるが、具体的な内容は明らかにしていない。加えて、同社の事業ドメインにおいて事業構造・事業環境の変化が激しく、それに適切に対応することを方針としているため、経営数値目標も公表していない。しかし、中期的に「情報通信」、「海外」、「環境」、「人材・教育」の4分野に特化し他社との差別化を図ることで、中小・中堅企業の利益に必ず貢献する企業集団となり、ユーザー企業にとってのオンリーワン企業になることを目標としている。

その中核となるアイコンサービスは2017年3月期に売上高3,300百万円、海外事業は1,050百万円の売上高を目指す計画を打ち出している。アイコンサービスについては先に見たとおり2016年3月期で3,283百万円の売上高水準へ成長を遂げており、2017年3月期の目標をほぼ1年前倒しで達成する進捗となっている。足元のよろず経営相談の増加から判断し、同社の経営コンサルタントとしてのユーザーの評価が定着してきたことから、今後については、量だけでなく質も追求し、収益を確保する仕組みを確立する戦略だ。一方、海外事業に関しては、2016年3月期には同44.2%増の628百万円の売上高を確保しており、目標の達成と黒字転換が視野に入りつつある状況となっている。

弊社では、このアイコン戦略の量から質への転換は、同社のユーザー企業への取引深耕が一段と進み、中長期にわたり安定的に収益を上げる構造を確立することにつながると考え、今後のアイコンサービスの具体的な取り組み、展開を注目する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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