【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … コメダ、ニッケ、ベスト電　(7月13日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の7月12日から13日の決算発表を経て14日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ファマライズ <2796>
　16年5月期の連結最終利益は前の期比68.3％増の3億8200万円に拡大したが、17年5月期は前期比73.8％減の1億円に大きく落ち込む見通しとなった。

▲No.2　ワッツ <2735>
　16年8月期第3四半期累計(15年9月-16年5月)の連結経常利益は前年同期比23.4％減の8.6億円に減り、通期計画の13.7億円に対する進捗率は63.3％にとどまり、5年平均の80.7％も下回った。

▲No.3　トレファク <3093>
　17年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期非連結比6.0％減の3.7億円に減ったが、3-8月期(上期)計画の4.2億円に対する進捗率は88.7％に達し、5年平均の82.2％も上回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2796> ファマライズ 　東１ 　 -10.15 　　7/13　本決算　　　 -2.88
<2735> ワッツ 　　　　東１　　 -4.10 　　7/13　　　3Q　　　-23.41
<3093> トレファク 　　東１　　 -3.38 　　7/13　　　1Q　　　 -5.99
<9979> 大庄 　　　　　東１　　 -1.86 　　7/13　　　3Q　　　142.16
<3201> ニッケ 　　　　東１　　 -1.80 　　7/13　　上期　　　　6.09

<7487> 小津産業 　　　東１　　 -1.32 　　7/13　本決算　　　 -3.55
<3543> コメダ 　　　　東１　　 -0.99 　　7/13　　　1Q　　　　3.44
<8175> ベスト電 　　　東１　　 -0.95 　　7/13　　　1Q　　　644.26
<8244> 近鉄百 　　　　東１　　 -0.87 　　7/13　　　1Q　　　 43.81

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした14日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース