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【材料】八洲電機---今期は4期連続の経常増益を計画、2019年3月期に経常利益26.00億円を目指す

八洲電機 <日足> 「株探」多機能チャートより

八洲電機<3153>は電気機器などの販売やシステム工事を行う電機技術商社であり、エンジニアリング会社を目指している。提案・設計から建設工事・保守までを一貫して手掛ける。専門技術者を顧客の現場に常駐させる顧客密着体制が強み。2016年3月期の売上高構成は、プラント事業が21.7%、産業システム事業が36.0%、社会インフラ事業が18.2%、電子デバイス・コンポーネント事業が24.1%。電子デバイスは任天堂向けが多い。

2017年3月期は売上高が前期比2.2%増の800.00億円、経常利益が同7.0%増の21.50億円、当期純利益が同29.3%減の12.80億円を計画。既存事業が底堅く推移するほか、エンジニアリング力を活用した付加価値の高い案件への取り組み、昨年11月に買収した制御盤メーカーであるカミヤ電機の寄与もあり、経常利益は4期連続の増益になる見通しだ。当期純利益については、前期に発生した負ののれんが剥落するため、減益を見込んでいる。

同社は今年3月に2017年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を発表。計画最終年度の2019年3月期に売上高900.00億円、経常利益26.00億円を目指す。達成に向けて今後は、1)ソリューション・エンジニアリング力の強化、2)取引先や仕入先などのビジネスパートナー企業と強固なビジネスネットワークを築くことによるビジネスチャンスの拡大、3)グループ会社の収益力強化と事業領域拡大、などに取り組む。また、事業領域を拡大するためにM&Aやアライアンスを積極的に活用していく考えだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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