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【市況】東京株式(大引け)=386円高、欧米株高と円安追い風に続急伸

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は前日の海外株高や為替の円安を背景にリスクを取る動きが継続、日経平均株価は一時1万6200円台まで買われる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比386円83銭高の1万6095円65銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は26億543万株、売買代金概算は2兆7742億8000万円。値上がり銘柄数は1616、対して値下がり銘柄数は282、変わらずは68銘柄だった。

 前日の欧州株市場が軒並み高となり、米国株市場ではS&P500指数が最高値更新するなどリスク選好ムードが強まるなか、きょうの東京市場は主力株をはじめ広範囲に上値を買い進む動きが続いた。銀行やノンバンク、証券、保険、不動産などの金利敏感セクターに買いが集まった。日経平均株価は大引けにかけやや伸び悩んだものの引け値ベースでは6月23日以来の1万6000円台回復となった。値上がり銘柄数は東証1部全体の8割強を占め、売買代金も6月24日の3兆3383億円以来の水準に膨らんだ。

 個別では、任天堂<7974>が大商いで続急騰、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>が買われ、日本電産<6594>も物色人気となった。サノヤスホールディングス<7022>、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>がストップ高となり、ワイエイシイ<6298>も大幅高。

 半面、ネクソン<3659>、ローソン<2651>が売られ、明治ホールディングス<2269>も冴えない。AOI Pro.<9607>、ティー・ワイ・オー<4358>が利食われ、日医工<4541>も値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年07月12日 15時51分

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