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【市況】12日の株式相場見通し=米株式上昇と円安を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は、前日の米株式市場でのNYダウ平均株価の上昇に加え、外国為替市場での円安・ドル高進行が追い風となり、買い先行のスタートとなりそうだ。12日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=102円60銭台と前日に比較して円安・ドル高での推移となっている。

 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比80.19ドル高の1万8226.93ドルと続伸し、2015年5月22日以来、約1年2カ月ぶりの高値水準となった。 前週末発表された米6月の雇用統計改善による景気回復見通しを引き続き好感して買いが優勢となった。ただ、NYダウ平均株価が過去最高値に接近していることもあり、引けにかけて上昇幅が縮小した。ナスダック総合株価指数は、前週末比31.882ポイント高の4988.639と4日続伸した。また、S&P500種指数は前週末比7.26ポイント高の2137.16と15年5月21日以来、約1年2カ月ぶりに過去最高値を更新した。

 日程面では、6月の国内企業物価指数、日銀「生活意識に関するアンケート調査」に注目。海外では、欧州連合(EU)財務相理事会、中国―EUサミット(~13日)が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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