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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月5日

 5日の市場は日経平均が7日ぶりに反落。終値は前日比106円安の1万5669円だった。前日まで長期連騰していた警戒感からこの日は朝からマイナスのスタートに。その後も目立った買い手はなく、薄商いのなかをもみ合う方向性のない展開となった。一方、円相場が1ドル=101円台に上昇したものの、株価の方はあまりネガティブな反応は見せず、現状では円高への耐性が備わっている面も見受けられる。

 昨日の米国市場は独立記念日で休場。代わって注目された欧州市場は買い戻し一巡感から弱含みで推移する1日だった。さて、東京市場は材料不在のなか、6連騰への反動からこの日は売り先行の展開に。取引時間中は一時170円を超える下げとなったが、下値を売り込む動きは限られ、その後は1万5600円台でもみ合う膠着相場と化した。米国市場が休みとあって東証1部の出来高は連日の15億株台という薄商い。英国ショックで売り方は売り、その後のリバウンドで買い戻しもほぼ出尽くしたことから、相場は力なくさまようような状況となっている。全体としてはファンダメンタルズをベースとした下向きの圧力がまだかかっていて、日経平均は下値圏でのもち合い相場を当面は続けそうである。

 個別では円が対ユーロ、ポンドでじわりと上昇しており、欧州関連であるマツダ <7261> 、ダイキン <6367> 、竹内製作所 <6432> などが下落。6月の既存店売上高が減少したABCマート <2670> が急反落を演じている。(ストック・データバンク 編集部)

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