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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):良品計画、しまむら、NEC、ソニー

良品計画 <日足> 「株探」多機能チャートより
■良品計画 <7453>  25,520円  +640 円 (+2.6%)  本日終値
 良品計画<7453>が大幅高。積極的な出店戦略で業績拡大路線を走り、国内では「無印良品」が高品質の生活雑貨などの寄与で好調を持続、海外でも「MUJI」ブランドをアジアを中心に展開し収益に大きく貢献している。きょう引け後に17年2月期第1四半期決算発表を控えており、好決算を先取りする買いが流入しているもよう。

■しまむら <8227>  15,530円  +350 円 (+2.3%)  本日終値
 しまむら<8227>が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はリポートで、主力のしまむら業態のほか、バースデイ業態が引き続き成長ドライバーとなっており、厳しい展開が続いてきたアベイル業態もやや持ち直し傾向にあると紹介。ただ株価は第1四半期決算を受けて既に上昇しており、これらの材料は織り込み済みと指摘。下期に向けては、秋冬商品の立ち上がりを見極めることが肝要とみて、業界内での価格競争再燃が懸念されるなか、四半期毎の営業利益の2桁増益基調から1年を経過してなお成長し続けるかどうか注目されると解説。レーティングは「ニュートラル」を継続。目標株価は1万4800円から1万5200円へ引き上げている。

■NEC <6701>  241円  +4 円 (+1.7%)  本日終値
 NEC<6701>が寄り付きから買い人気を集め3日続伸。同社は30日、ナノ炭素材料の一つとして、カーボンナノホーンの繊維状集合体である「カーボンナノブラシ」を発見し、その作製に世界で初めて成功したと発表した。カーボンナノブラシは、従来の球状カーボンナノホーン集合体と同様に水や溶媒への分散性が高く、物質を包含する吸着性が高いという特性を持つとともに、従来の10倍以上の高い導電性も有している。IoTデバイスなど産業応用への観点で今後注目されそうだ。

■ユーグレナ <2931>  1,448円  +23 円 (+1.6%)  本日終値
 ユーグレナ<2931>が反発。30日、同社がバングラデシュに設立した合弁会社グラミンユーグレナがバングラデシュ政府系開発機関PKSFと業務提携。バングラデシュ国内の市場価格を上回る価格で緑豆を買い取り、日本へ輸出することを目指した「緑豆プロジェクト」の拡大を推進すると発表、これが株価を刺激する格好となった。

■東京エレクトロン <8035>  8,679円  +104 円 (+1.2%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券のエレクトロニクス業界のリポートでは、Brexitの展開は予想困難も、当面の間通貨としてのユーロに対する信任が低下し、相対的な安定通貨としての日本円に対する選好が強まる可能性が高いと指摘。前工程SPE各社は、業績の底堅さを再認識、3DNANDに対する期待値は依然として上昇途上にあるとみて、テクノロジーセクター内での相対的安心感からも選好されやすいと解説。特にメモリ設備投資の恩恵を受けやすい銘柄はピークのバリュエーションまで評価が高まると考え、東京エレクトロン<8035>と日立国際電気<6756>の目標株価を引き上げ。他では、「盤石のソニー<6758>、悪くないパナソニック<6752>」と評して、産業用エレクでは三菱電機<6503>一択の状況が続くと予想している。

■横浜ゴム <5101>  1,283円  +11 円 (+0.9%)  本日終値
 横浜ゴム<5101>が3日続伸。国内大手証券では、同業他社比でも顕著に株価が下落し、買収に伴って生じた株価の割高感は薄れたと指摘。目先の業績悪材料は織り込んだとみて、レーティングを「リデュース」から「ニュートラル」に引き上げ、目標株価は1750円から1250円に引き下げている。

■三井化学 <4183>  375円  +3 円 (+0.8%)  本日終値
 三井化学<4183>が小動き。大和証券が同社についてリポートをリリース。17年3月は為替100円/ドルを前提に、営業利益を670億円(前期比6%減)を予想。会社計画を30億円下回るものの、為替前提を110円/ドルに揃えれば約30億円の上振れを見込むと説明。レーティングは「3」(中立)を継続。目標株価は440円から、今期予想PER11倍強を目途に380円へ引き下げている。為替100円/ドルを前提とした総合化学の平均PERは10倍強であるものの、自動車関連やヘルスケアの着実な成長戦略を鑑みれば約1割のプレミアムは許容されるとの見解を示している。

■ソニー <6758>  3,007円  +19 円 (+0.6%)  本日終値
 国内大手証券の民生用エレクトロニクスセクターのリポートでは、5月の白物家電の国内出荷金額が前年同月比1%増の1775億円、AV機器が同12%増の974億円となった事を受け、白物家電ではルームエアコンや冷蔵庫が前年同月比でマイナス、洗濯機や電子レンジ、小物家電などがプラスと指摘。AV機器では、リオデジャネイロ五輪向けの買い替えに伴う4Kテレビの伸長などから、映像機器の出荷が回復しているとみて、好調な国内出荷は民生用エレクトロニクス各社の家電事業の業績にとって追い風と解説。中小型液晶ディスプレイ業界の事業環境は楽観できない状況が続くと考え、リチウムイオン電池関連は足元の出荷トレンドに大きな変化はないと予想。CMOSイメージセンサーなどを含むその他のMOS型IC関連は、ソニー<6758>の熊本拠点が地震により操業を停止した影響もあらわれてくるとみて、本格的回復には時間を要すとの見解を示している。

■任天堂 <7974>  14,660円  +75 円 (+0.5%)  本日終値
 任天堂<7974>が小幅ながら3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、次世代ゲーム機や次世代携帯ゲーム機が牽引する中期利益成長ストーリーに変更はないと指摘。今後予想される次世代ゲーム機や次世代携帯ゲーム機の全容発表による収益インパクトの織り込みや、モバイルゲームの収益化に対する懐疑的な見方の払拭が実現すれば、株価が大きく再評価される可能性が高く、中期投資を前提に今がエントリータイミングと解説。レーティング「オーバーウエート」を継続、目標株価は3万2200円から2万7800円に引き下げている。

●ストップ高銘柄
 ネクストウェア <4814>  289円  +80 円 (+38.3%) ストップ高   本日終値
 フジタコーポレーション <3370>  1,414円  +300 円 (+26.9%) ストップ高   本日終値
 インスペック <6656>  1,449円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 ガーラ <4777>  405円  +80 円 (+24.6%) ストップ高   本日終値
 ソフトブレーン <4779>  428円  +80 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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