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【市況】自律反発が継続、AIや5G、ロボットなどテーマ株物色も/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 30日の日本株市場は自律反発の流れが継続しよう。目先は欧米市場の動向を睨みながらの相場展開になろうが、英国のEUからの離脱交渉が9月以降に先送りされることが固まったと報じられている。EU首脳会議で合意と伝えられるなか、一先ず9月までは小康状態に入りそうだ。また、英スコットランド行政府のスタージョン首相は、国民投票ではEU離脱の結果となったが、スコットランドは残留する意向を明らかにした。

 29日の欧米市場は軒並み強い値動きとなり、NYダウは連日で250ドルを超す上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の15740円となり、これにさや寄せする格好から幅広い銘柄が買い先行となろう。また、原油先物相場は予想外の在庫減少を受けて上昇していることも材料視されそうだ。

 その他、テーマ性では東京ビッグサイトでは、コンテンツビジネスの国際総合展「コンテンツ東京」が開催されており、特設エリアとして「AI 人工知能 ワールド」が新設されている。また、NTTドコモ<9437>はDeNA<2432>と提携して自動運転技術の開発に乗り出すと報じられており、5Gで2020年の実用化を目指す。ソニー<6758>のロボット再参入なども関連銘柄への波及が期待される。
《AK》

 提供:フィスコ

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