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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):アインHD、スタートトゥ、西松建、サンバイオ

アインHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■アインホールディングス <9627>  7,460円  +520 円 (+7.5%)  本日終値
 国内大手証券のヘルスケア・サービスセクターのリポートでは、ヘルスケア・サービス関連銘柄の多くは国内事業が中心で、欧州と英国の経済活動の動向や円高の影響を受けにくいと指摘。超高齢社会への対応や教育、セキュリティーなど日本国内での需要を獲得できる銘柄は、サブセクター内での競争優位や成長力を評価できるとみて、超高齢社会や安定した内需での勝ち組銘柄として、アインホールディングス<9627>、シップヘルスケアホールディングス<3360>、ALSOK<2331>、セコム<9735>を紹介。日本発イノベーションとして、サイバーダイン<7779>、サンバイオ<4592>、ヘリオス<4593>にも注目している。

■スタートトゥデイ <3092>  5,480円  +370 円 (+7.2%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が反発。同社は24日、ニュージーランドを拠点にソフトストレッチセンサーなどの開発・製造を行うStretchSense社に対して出資したことを発表した。StretchSense社は、静電容量を用いた伸縮型ソフトセンサーの開発および製造をニュージーランド国内外28カ国の企業に対して受託する技術会社。スタートトゥデイはStretchSense社への資金提供のみならず、ファッション事業分野における技術革新の開発パートナーとして連携を積極的に図っていく。

■西松建設 <1820>  452円  +30 円 (+7.1%)  本日終値
 西松建設<1820>が急反発。国内大手証券がレーティングを新規「2」(アウトパフォーム)に設定した事も買い手掛かり材料となったもよう。大和証券は英国EU離脱後の銘柄戦略として建設株への投資を取り上げている。西松建はトンネル、ダム、高速道路の工事などで大きな受注機会がありアナリストは業績見通しを好調とみているようだ。リポートではレーティング新規「2」(アウトパフォーム)、目標株価を580円に設定。リニア中央新幹線のトンネル工事もあり関連銘柄として話題に挙がることの多い同社について同証券では、「受注高の増加と売上総利益率の改善を背景に、18年3月期まで6期連続の営業増益を予想する」としている。

■サンバイオ <4592>  1,721円  +101 円 (+6.2%)  本日終値
 サンバイオ<4592>が反発。午前9時ごろ、米国サンフランシスコで開催された国際幹細胞学会(ISSCR)において、脳梗塞により運動障害をきたした慢性期の患者を対象に行った再生細胞薬「SB623」のフェーズ1/2a試験で得られた結果を発表したとしており、これを好感した買いが入っている。今回の試験は、北米において脳梗塞の治療として脳内へ細胞を移植した最初の臨床試験。患者18例を対象とした非盲検単回投与試験で、脳梗塞発作後6カ月から5年が経過した運動障害を有する慢性期の患者を対象に実施し、運動機能の改善が確認されたとしている。

■キユーピー <2809>  3,335円  +190 円 (+6.0%)  本日終値
 24日、キユーピー <2809> が16年11月期の連結経常利益を従来予想の291億円→301億円に3.4%上方修正。増益率が6.9%増→10.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。原料である鶏卵の相場低迷に加え、利益率の高い製品の販売増加などが寄与し、採算が改善する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円(前期は29円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■コーテクHD <3635>  1,796円  +100 円 (+5.9%)  本日終値
 コーエーテクモホールディングス<3635>が堅調。同社は24日、グループのコーエーテクモゲームスが配信している海洋冒険シミュレーションゲーム「大航海時代V」で、日本や中国、台湾、韓国での登録者数が300万人を突破したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。

■しまむら <8227>  14,550円  +810 円 (+5.9%)  本日終値
 しまむら<8227>が急反騰。前週末の全般波乱安の局面でも下げは小幅にとどまり、内需消費関連の勝ち組として相対的な強さをいかんなく発揮していたが、きょうは一時880円高の1万4620円まで急速な切り返しをみせた。同社は低価格帯の商品を積極展開し、全国で積極的な出店攻勢をかけ消費者ニーズをとらえている。スポーツウエアなどが牽引するかたちで、足もとの月次売上高も好調に推移するなか、きょう17年2月期第1四半期決算発表を控えており、好業績を先取りするかたちでリバウンド狙いの買いを集めている。

■江崎グリコ <2206>  5,960円  +320 円 (+5.7%)  本日終値
 江崎グリコ<2206>が急反発。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断の「A」と目標株価7200円を継続した。同証券では、円高による原価低減効果などで17年3月期の業績は会社予想を上回ると指摘。具体的には、今3月期の連結営業利益は会社予想200億円に対して230億円(前期比34%増)を見込んでいる。また、国内では主力製品が好調なほか、「オフィスグリコ」など直販チャネルも拡大している。さらに、中国やタイ、インドネシアなどアジア市場の開拓にも注目している。

■ヤマダ電機 <9831>  538円  +27 円 (+5.3%)  本日終値
 ヤマダ電機<9831>が反発。ゴールドマン・サックス証券では、白物強化による品揃え改革や競争環境の緩和により、成熟した家電業界でも粗利率の改善傾向は続くと指摘。月次の開示がなくなったことや在庫増加などからの株価調整は行き過ぎと考え、レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を590円から620円に引き上げている。

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