【市況】24日の株式相場見通し=英開票にらみで波乱含みの展開に
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
さらに、市場関係者からは「“残留”が多数を占めた場合でも、僅差の場合には“離脱派が善戦した”との印象が残り、引き続き相場の波乱要因を持越しそうだ。さらに、あすの欧州や米国市場の反応が週明けの東京市場に影響する可能性もある」との見方が出ていた。
23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比230.24ドル高の1万8011.07ドルと大幅反発し、4月27日以来約2カ月ぶりの高値水準となった。英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で、残留支持が優勢との観測が浮上していることから買い安心感が広がり、金融株を中心に上昇が加速した。ナスダック総合株価指数は、前日比76.722ポイント高の4910.041と大幅反発した。
日程面では、日銀金融政策決定会合の主な意見公表(6月15~16日開催分)、日銀の黒田総裁が全国信用金庫大会に出席、5月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、英国のEU離脱の是非を問う国民投票の結果判明、米5月の新築一戸建て住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)