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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大東建、NTT、いすゞ、Jディスプレ

大東建 <日足> 「株探」多機能チャートより
■大東建託 <1878>  16,305円  +195 円 (+1.2%)  本日終値
 大東建託<1878>が小幅続伸。欧州有力証券では、17年3月期の営業利益率をプラス13%と予想し、住宅受注関連は17年3月期にピークを迎えそうと指摘。賃貸業にはのびしろがあると評価して、レーティングを「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1万5900円から1万7800円に引き上げている。

■日本電信電話 <9432>  4,550円  +50 円 (+1.1%)  本日終値
 大和証券の通信セクターのリポートでは、高料金のスマホを利用した獲得競争を終え、収入維持だけでも今後3年以上にわたって着実な利益成長が期待できると指摘。投資家が無視していた非通信利益も、ネット企業に比肩しうる水準に成長しているとの見方で、大人にも満足度が高いコンテンツが出現し、持続性のある将来が見え始めたと解説。銘柄選好順位をNTT<9432>≧KDDI<9433>=NTTドコモ<9437>>ソフトバンクグループ<9984>の順に設定している。

■いすゞ自動車 <7202>  1,333円  +13.5 円 (+1.0%)  本日終値
 いすゞ自動車<7202>が4日続伸で新高値。ゴールドマン・サックス証券は21日、同社株の「買い」を再強調した。目標株価は1600円。タイの国内新車販売に関して、全需が前年同月比16%増となり4月に引き続き前年を上回ったとの報道を受け、「当面は前年を上回る販売モメンタムを持続可能」と指摘。原油価格の反転で産油国向けトラック輸出台数の持ち直しも期待でき、17年3月期上期の連結営業利益は800億円と会社計画(710億円)を上回って着地すると予想している。

■ジャパンディスプレイ <6740>  168円  -14 円 (-7.7%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 ジャパンディスプレイ<6740>が続落し、上場来安値を更新。21日に発表した有価証券報告書で、米アップル向け売上高が前年同期の41.8%から53.7%に上昇したことが判明しており、iPhoneの伸び悩みが警戒されているだけに、同社業績への不透明感が強まっているとの見方から売られているようだ。同社のアップル向け受け売上高が全体の5割を超えたのは初めてのことで、次に大きいのは中国の華為技術(ファーウェイ)向けの12.0%。スマートフォン市場でも中国メーカーが勢いを増しているなか、ファーウェイ向けをはじめとする中国メーカー向けシェアが伸び悩んでいるようだ。

■ジェイエイシ <2124>  1,613円  -126 円 (-7.3%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 JAC Recruitment<2124>は急反落。同社は外資系向け中心に高実績を有する人材サービス関連企業で、特にIT・通信関連企業向けに強みを発揮、高水準の売り上げの伸びを続けている。21日取引終了後に発表した5月度の月次売上高(連結ベース)は10億559万円で前年同月比21.5%の伸びを確保したが、4月度と比べ伸び率は鈍化していることで、これが嫌気された。成長期待が強いだけに株価が先駆して買われていた反動が出た格好だ。テクニカル的にも目先5日・25日移動平均線がデッドクロスしており、上昇トレンドに陰りが出ている。

■東京ガス <9531>  412.5円  -26 円 (-5.9%)  本日終値
 東京ガス<9531>が急落し年初来安値を更新。メリルリンチ日本証券では、金利低下の影響や減価償却費増加、販売量減少などを勘案し、業績の停滞期入りを予想。レーティングを「買い」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を620円から360円に引き下げている。

■デクセリアルズ <4980>  807円  -33 円 (-3.9%)  本日終値
 デクセリアルズ<4980>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、17年3月期は生産拠点の集約や光学ソリューション事業のビジネスモデルの再構築などに、あえて一定のコストをかける意向と指摘。収益回復は18年3月期からとなるため、積極的な投資スタンスは取りづらいとしながらも、配当利回りの高さが株価の下支え要因として機能している可能性も考えられるため、株価の下落余地は小さいと判断。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を1500円から1000円に引き下げている。

■ホギメディカル <3593>  6,700円  -260 円 (-3.7%)  本日終値
 ホギメディカル<3593>が4日ぶりに反落。きょうは、SMBC日興証券が投資評価「2」(中立)、目標株価6700円でカバレッジを開始したことが確認されている。リポートでは、同社の業績は積極的な設備投資で18年3月期まで減益も、その後は手術効率化に寄与するオペラマスター(キット製品に含まれる)の需要増と共に堅調な業績が見込まれる、としている。ただ、キット製品よりも内容物が多く、付加価値を高めたプレミアムキットの期待値は株価に織り込まれつつあり、株価に割安感はないともしている。設定された目標株価が前日終値6960円と同水準であったほか、このところ株価が高値圏で推移していたこともあり、きょうは売り優勢となっているようだ。

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