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2016年06月10日15時35分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):イズミ、リゾートトラ、リクルート、博報堂

イズミ <日足> 「株探」多機能チャートより
■イズミ <8273>  4,235円  +35 円 (+0.8%)  本日終値
 SMBC日興証券の小売り(総合スーパー)セクターのリポートでは、構造不況と言われる総合スーパー業界でも、食品の品揃えの地域対応、衣料・住居関連品の直営売場縮小・テナント導入に成功した会社の業績は今後も成長できると指摘。今後は総合スーパーや百貨店の閉店に加え、節約志向が強まる可能性があるとみて、生活必需品を取り扱う会社の事業環境は堅調に推移すると解説。個別銘柄では、地域対応に優れるイズミ<8273>とドンキホーテホールディングス<7532>は業績が加速する局面と評価し、レーティング「1」で買い推奨している。

■リゾートトラスト <4681>  2,311円  +16 円 (+0.7%)  本日終値
 リゾートトラスト<4681>が6日続伸。同社は会員制リゾートホテルを全国展開する。東海東京調査センターが9日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続(目標株価は3320円に引き下げ)でフォローしており、時価2300円近辺は水準訂正余地が意識されている。同調査センターでは、同社の18年3月期の業績予想について、ホテルレストランの稼働率低下、新規ホテル開業に伴うコスト負担が増加するものの、芦屋ベイコート倶楽部の開業で繰延べ収益が一括計上されることで、最終利益段階で今期予想比39.7%増と大幅増益を試算している。

■リクルート <6098>  3,815円  +25 円 (+0.7%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が小反発。国内大手証券が投資判断「バイ」、目標株価は4800円を継続するとのリポートをリリース。17年3月期予想EBITDAを4.4%下方修正するものの、中期FCFの創出力の見方は不変と指摘。投資判断「バイ」の投資論点は、 (1)Indeedの持続的利益成長、(2)ホットペッパービューティーのオンライン予約の収益化、(3)「Airシリーズ」のマネタイズ、の3点が挙げられると解説。同証券ではまた、17年3月期以降の新たな目標とする経営指標として、「調整後EPSで17年3月期~19年3月期の3年CAGR1桁後半」を掲げた点はポジティブだと考えるほか、中期で合計7000億円の成長投資も同社の財務ポリシーの一つであるが、ここに今回新たに株主還元余地が出てきたことも合わせて評価できるとの見解を示している。

■PCデポ <7618>  1,563円  +10 円 (+0.6%)  本日終値
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が連日で年初来高値を更新。いちよし経済研究所では、プレミアム会員料を中心とするソリューションサービスの売上高拡大が続き、売上総利益率の改善ピッチが従来予想を上回って推移していると指摘。ネットワークデバイス(パソコン、スマートフォンなど)の普及によりサポートを必要とするユーザーが増え、同時にサービスの高額化も進んでいるとみて、人材育成にも力を入れていることから他社が短期的にキャッチアップすることは難しく、中期的な利益成長に対する蓋然性は高いと解説。レーティング「A」を継続、フェアバリューを1250円から2000円に引き上げている。

■博報堂DY <2433>  1,294円  -73 円 (-5.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 博報堂DYホールディングス<2433>が大幅下落。同社が9日取引終了後に発表した5月度の主要3広告会社の月次売上高速報では、グループ中核の博報堂が前年同月比5.0%増と好調な伸びを確保した。ただ、残りの2社は、大広が同3.9%減、読売広告社は同10.1%減と低調だったこともあって買いにつながらなかった。株価は1300円台後半のもみ合いを下放れ、5日・25日移動平均線のデッドクロスが目前でテクニカル的に売りを呼び込んでいる。

■住友金属鉱山 <5713>  1,121円  -62.5 円 (-5.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 住友金属鉱山<5713>が急反落。UBS証券では、PERやROEなどが同業他社よりも割高と指摘。割高な株価は、見えぬ金属市況上昇を織り込んでいるとみて、競争力のある鉱山、製錬事業の拡大など非鉄企業で最も魅力的な経営を行っているものの、その成果が出るまでには今しばらくの時間が必要と解説。レーティングを「ニュートラル」から「セル」へ、目標株価を1100円から970円に引き下げている。

■ロック・フィールド <2910>  1,667円  -74 円 (-4.3%)  本日終値
 ロック・フィールド<2910>は反落。同社は9日の取引終了後、17年4月期の連結業績予想を発表。売上高は517億7700万円(前期比3.7%増)、営業利益は28億2200万円(同10.8%増)、純利益は17億2100万円(同6.2%増)と増収増益を見込んでいるが株価は続伸後とあって利益確定売りに押されている。基本となる定番商品の改良や旬の素材を用いた季節商品などの提案を継続して行うとともに、新たな取り組みとして朝食需要に合わせた商品やキッズ、シニア向けの商品などの開発を行っていく。

■三菱マテリアル <5711>  285円  -7 円 (-2.4%)  本日終値
 三菱マテリアル<5711>が3日続落。大和証券が9日付のリポートで、投資判断を「2(強気)」から「3(中立)」へ、目標株価を420円から340円へ引き下げたことが嫌気されている。同証券では、北米セメント事業の需要成長ペースがやや緩慢になり、かつ偶発的なコスト増が例年相次いでいることや、三菱日立ツールとのシナジー創出に時間を要していること、さらに17年3月期配当が減配予想であることなどを指摘。また、円高進行に伴う利益換算差なども考慮して17年3月期経常利益を会社計画680億円を下回る677億円(従来予想773億円)に引き下げた。

■レンゴー <3941>  664円  -14 円 (-2.1%)  本日終値
 レンゴー<3941>が続落。大和証券は、同社に対する業績予想について、17年3月期の営業利益を前期比56%増の245億円(従来180億円)、18年3月期は同8%増の265億円(同185億円)とするとのリポートをリリース。会社計画に対しては、販売数量の伸びを低く見ている一方、段ボール古紙価格低下メリットを大きく見ていると解説。17年3月期下期以降も比較的高い数量増ペースを維持できるか、古紙価格下落によるコストメリットが拡大するか、今後注目されるとの見解を示している。投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は580円から750円へ引き上げている。

■JR東日本 <9020>  9,670円  -180 円 (-1.8%)  本日終値
 JR東日本<9020>が続落。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリース。17年3月期は新幹線の大規模改修に向けた引当金の計上開始による修繕費の増加、北陸新幹線の開業効果剥落・線路使用料増加など、利益の下押し要因が多く、減益を予想。本業の鉄道事業においては、日並びの悪化などが収益の下押し要因となる一方、インバウンドの取り込み継続やアクティブシニアの需要増加など、好悪材料が入り混じる外部環境が想定されると解説。投資評価は「2」(中立)を継続。目標株価は8900円から1万円へ引き上げている。

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