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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反落、ブレント原油先物が利益確定とみられる売りに反落

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 51118.46 -0.99%
9日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比510.83ポイント安(-0.99%)の51118.46で取引を終えた。51632.80から50831.67まで下落した。

ユーロ高・ドル安の進行をきっかけに、NY原油先物で利益確定の売りが広がるなど、商品相場が反落したことが、資源輸出大国ブラジルの株価を圧迫した。また、暫定政権の政権運営に対する懸念も引き続き重石になったもよう。なお、ブラジル中央銀行は政策金利を市場予想通り14.25%に据え置きとすることを決定した。

【ロシア】MICEX指数 1934.92 -0.85%
9日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比16.63ポイント安(-0.85%)の1934.92で取引を終了した。1952.42から1927.72まで下落した。

ブレント原油先物が利益確定とみられる売りに反落したことが(一時51.53ドル)、ロシア株の強い売り材料になった。また、英国のEU離脱の是非を問う国民投票(23日)への懸念が強まり、欧州主要株価指数が下落し、米株も下落スタートとなったことも、ロシア株の下押し圧力になった。

【インド】SENSEX指数 26763.46 -0.95%
9日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比257.20ポイント安(-0.95%)の26763.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同69.45ポイント安(-0.84%)の8203.60で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、その後は安値圏でもみ合った。両指数とも7カ月ぶりの高値水準で推移しており、足元の高値警戒感から売り圧力が強まった。また、世界銀行が16年度(17年3月まで1年間)のインドの成長予想を1月に予想した7.9%から7.6-7.7%まで引き下げたことが引き続き圧迫材料となった。

【中国本土】
休場

《CS》

 提供:フィスコ

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