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【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、米株高・原油高も円高進行が重荷

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比88円安の1万6742円と反落。

 前日の米国株市場ではNYダウが3日続伸し、1カ月半ぶりに1万8000ドル大台回復を果たした。在庫減少による需給改善期待からWTI原油先物価格が1バレル=51ドル台に買われ約11カ月ぶりの水準まで上昇、リスク選好ムードを強めている。一方、外国為替市場では1ドル=107円台を割り込むなど円高が進行、東京市場には輸出主力株を中心にこれが重荷となっている。あすにメジャーSQ(株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数)算出を控えており、需給面の思惑から、為替動向を絡めた仕掛け的な売買にボラティリティが高まる場面もありそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、石油、食料品を除き安い。値下がりで目立つのは空運、銀行、ゴム製品、倉庫、輸送用機器など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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