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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月9日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、昨日、価格が大きく下げた後、そのまま下げずに陽線引けする展開になったことで、(一時的な反発なら上値を抑えられる場面でそうならなかったことで)現在が一時的な反発ではないことを示唆しました。

 強気の見方が正しければ、本日は価格が下げても昨日の陽線の範囲内での動きで終わり、明日以降、すぐに上昇する公算です。

 なお、現在の上げが戻り高値を前に上値を抑えられて、再び6月6日の安値1万6322円を試す動きになる場合、その下げは途中で止まる動きではなく、2月12日の安値1万4865円以下を目指すと考えられます。現時点では、その可能性も残しているので、目先の下げ幅の大きくなる動きには注意したいところです。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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