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【材料】ブイキューブ--- Logitech社と事業提携、「V-CUBE Box」の高付加価値化や拡販強化を目指す

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより

ブイキューブ<3681>は8日、ビジネスデバイス市場における世界のリーディングカンパニーであるLogitech International(以下Logitech)と、両社製品・サービスの販売ならびにR&Dを強力に推進するパートナーとして提携すると発表した。Logitechはカリフォルニア州に本社を置く株式公開企業であり、様々なプラットフォームに対応する多彩なハードウェアとソフトウェアに通じるデジタル機器を提供している。また、Logitechがグローバルで実施しているLogitech Collaboration Programにおいて、同社はAPAC初のパートナーとして認定されている。

提携内容として、(1)ロジクール(Logitechが100%出資する日本法人)のカンファレンスカメラ「ロジクール GROUP CC3500e」を同社のテレビ会議システムの映像音声デバイスとして採用、高画質な映像や一段とアップグレードされた高品質な音声通話を実現させていく、(2)同社のテレビ会議システム「V-CUBE Box」を中心に販売協業を実施、グローバルで拡販を行っていく、(3)リモコンから「V-CUBE Box」の操作を可能にすることやロジクール製のカメラを遠隔からリモコン操作をするといったハードウェアとソフトウェアの連携によって実現するなど、様々な機能の共同開発を進めていくことなどを挙げている。

Web会議などのビジュアルコミュニケーションサービスは、業務効率化や生産性の向上を実現する仕組みとして幅広い企業で採用が進んでいるが、低価格で高品質なシステムへのニーズが増加してきている。実際、同社が2015年に市場投入した「V-CUBE Box」は、従来のテレビ会議システムと比較して約3分の1の費用で利用でき、市場で好評を博している。今後、両社の製品・サービスを組み合わせていくことで、さらなる製品の高付加価値化が進んでいく可能性も高い。ちなみに、今回の提携は部品の安定調達による製品の安定供給にもつながっていくことになる。展開力の強化が図れることで、今後は市場規模の拡大余地が大きいアジア地域を中心にして、潜在需要の取り込みに注力していく計画だ。

《TN》

 提供:フィスコ

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