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2016年06月08日17時06分

【市況】<マ-ケット日報> 2016年6月8日

 8日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比155円高の1万6830円で、1日以来、1週間ぶりの高値をつけてきた。前場は1ドル=106円台に入った円高で90円ほど値下がりしていたが、後場からは中国の貿易統計を好感した買いが入り、一転して上げ幅を広げる展開となった。時間外取引で原油相場が上昇していることもリスクを取る動きにつながったようだ。もっとも、東証1部の出来高は今日も16億株台と年初来の最低水準にはりついたまま。レンジ内の動きから逸脱するほどのエネルギーはまだない。

 昨日の米国市場は原油相場の上昇や堅調な欧州市場の流れを受けてダウ平均が続伸した。原油先物(WTI)はついに50ドルの大台を8カ月ぶりに回復。今年の安値からほぼ倍化する強い戻りを演じている。米国株は原油相場にリンクしており、米主要株価指数であるS&P500種は昨年7月以来の水準まで回復。目先の利上げ観測後退に加え、ドル安・原油高で米国株の底上げは今しばらく続きそうだ。さて、ドル安の余波(円高)を受けてさえない状態の東京市場だが、本日は中頃に伝わった中国の貿易統計の結果を境に買い戻しが膨らみ、日経平均は90円安から150円高へと動きを一変させた。実需はまだ少なくレンジを超える動きになるとは言えないが、下値が75日移動平均線辺りで打たれ強くなってきている点は評価できよう。当面は円高懸念がつきまとうものの、原油高、米株高に支えられ下値を固めて行くものと思われる。(ストック・データバンク 編集部)

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