【市況】来週の株式相場見通し=政策期待が下支えし値固め、市場エネルギー不足には懸念も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「東証1部の売買代金が、活況のフシ目とされる2兆円を連日下回っているものの、20日の日経平均株価は終値で、25日移動平均線(1万6705円=20日)を超えてきた。ただ、ここからもう一段上昇するには、具体的な経済政策の浮上や、外国為替市場でのさらなる円安・ドル高進行などのプラス材料が必要となりそうだ」との見方が出ていた。
日程面では、4月の貿易統計(23日)、気象庁3カ月予報(25日)、4月の企業向けサービス価格指数(26日)、伊勢志摩サミット(26~27日)、4月の消費者物価指数(27日)に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合、米4月の新築住宅販売件数(24日)、英1~3月期のGDP改定値、米4月の耐久財受注(26日)、米1~3月期のGDP改訂値(27日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)