米株
【注目】話題株ピックアップ【夕刊】（2）：帝人、ソニーＦＨ、アシックス、テンプＨＤ
帝人 ＜日足＞ 「株探」多機能チャートよりＮＥＸＴ ＮＯＴＥＳ 日経・ＴＯＣＯＭ 原油ダブル・ブルＥＴＮ<2038>が高い。１９日の米原油先物相場はＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）の期近６月物が前日比０．０３ドル安の１バレル４８．１６ドルだった。ただ、この日の時間外取引では４８．７ドル前後に上昇している。ナイジェリアでは、産油地域で武装勢力との抗争が続いており、同国からの原油供給の減少懸念が価格の上昇要因となっている。
■東芝プラントシステム <1983> 1,611円 +63 円 (+4.1％) 本日終値
東芝プラントシステム<1983>が急伸し、連日で年初来高値を更新。国内大手証券では、１７年３月期営業利益は過去最高益を更新し、１４期連続で営業増益になると予想。１７年３月期のネットキャッシュを１０２０億円（時価総額の６８％）と予想し、中期的に大きな設備投資も必要ないことから株主還元余地は大きいと解説。レーティング「バイ」、目標株価１９００円でカバレッジを再開している。
■帝人 <3401> 387円 +14 円 (+3.8％) 本日終値
帝人<3401>が続伸。国内大手証券では、ポリカーボネートの採算悪化懸念などによる直近の株価下落で割安感が出たと指摘。痛風薬が好調とみるなか、慢性期脳梗塞向け医薬品ＳＢ６２３の治験開始などが始まる可能性もあり、その際はさらに株価が上昇しやすくなると解説。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に引き上げ、目標株価は４８０円から４４０円に引き下げている。
■ＳＢＳホールディングス <2384> 850円 +27 円 (+3.3％) 本日終値
ＳＢＳホールディングス<2384>が高い。１９日に「バーチャレクス・コンサルティング」が東証マザーズへの株式上場（ＩＰＯ）の承認を受けたことから、同社の大株主であるＳＢＳＨＤの含み益拡大を期待した買いが集まっているようだ。バーチャレス社は、ＣＲＭプロセスの導入・構築にかかるコンサルティング、システムソリューション提供およびコールセンターなどの運営受託業務を手掛けており、６月２３日に新規上場する。「新規上場申請のための有価証券報告書」によるとＳＢＳＨＤはバーチャレクス社の１４万４００株（持ち株比率４．９３％）を保有する第４位の株主となっている。
■ソニーＦＨ <8729> 1,300円 +41 円 (+3.3％) 本日終値
ソニーフィナンシャルホールディングス<8729>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は２０日、同社株の投資判断の「買い」を継続した。目標株価は１８６０円から１７１０円に修正した。同証券では、会社取材を経て「配当へのコミットの強さを確認した」と指摘。６月１日の説明会での経営陣のコメントに注目している。
■アシックス <7936> 2,459円 +71 円 (+3.0％) 本日終値
アシックス<7936>が続伸。５月１０日の急伸後は利益確定売り圧力も加わったが、売り物をこなして次第高の展開に。同社は１９日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（ＣＣＣ）と業務提携を発表した。アシックスが運営する国内店舗で「Ｔポイント」サービスを導入する。また、新商品や店舗、サービスなど共同事業の企画・開発を行う計画にあり、これを材料視する買いを引き寄せている。
■テンプホールディングス <2181> 1,683円 +46 円 (+2.8％) 本日終値
テンプホールディングス<2181>が続伸。「ニッポン一億総活躍プラン」に絡んで就業人口増加に向け人材ビジネスが活発化するとの期待が膨らんでいる。また、ゴールドマン・サックス証券は１９日、投資判断の「買い」を再強調した。目標株価は２０００円としている。同証券では「国内労働需給逼迫の恩恵と海外成長の離陸」に注目。人材派遣関連では、需給逼迫から４月は会社想定以上に契約継続が多く、計画以上に稼働者数は増加していると推定。人材紹介も伸びているほか、今期に売り上げ全体の１０％程度まで拡大が見込まれる海外事業はアジアでの派遣市場拡大に伴い、高成長が期待できるとみている。
■コーセー <4922> 9,360円 +240 円 (+2.6％) 本日終値
コーセー<4922>が続伸。化粧品専業で「雪肌精」などが成長商品として収益を牽引している。訪日外国人が急増するなか、同社はインバウンド消費の恩恵に浴する銘柄として注目度が高い。インバウンド関連に位置付けられる銘柄にも需要取り込みに差が出ており、収益面で明暗を分けるものが増えている。そのなか同社は「雪肌精」などが好調、１７年３月期の最終利益は前期比１２％増の２０９億円予想と２ケタ増益を見込んでいる。
株探ニュース
