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【市況】ドル円一時105円台も107円まで戻す【連休中、世界の市場はこう動いた】

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 ゴールデンウイークで日本が3連休となるなか、世界の株式市場は景気停滞懸念から下落が続いた。NYダウは続落で4月11日以来の水準まで売られた。独DAX指数も5月4日には4月12日以来、英FTSE100も4月6日以来の安値をつけている。

 NYダウは5月2日こそ上昇したものの、3日は4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.4となり、前月の49.7から低下、14ヵ月連続で50を下回ったことなどが嫌気され140ドル安と反落。4日もADP雇用報告がさえない内容となったことなどが売り材料となり99ドル安と続落した。

 為替は3日に1ドル=105円50銭台までドル売り・円買いが進行。2014年10月以来のドル安・円高水準をつけた。ただ、その後は麻生財務相の急激な円高への懸念発言が伝えられたことなどもあり、買い戻しが流入。値動きの荒い展開が続いていたが、5日に入ってからは107円を挟んだ水準でのもみ合いに移行している。

 5日序盤の欧州株式市場は独DAX、英FTSE100など主要指数は前日を上回って推移。シカゴの日経平均株価先物は1万6000円台前半と、かろうじて大台を保っている。

株探ニュース

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