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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):北海電、三菱自、トヨタ紡織、花王

北海電 <日足> 「株探」多機能チャートより
■北海道電力 <9509>  1,002円  +74 円 (+8.0%)  本日終値
 27日に決算を発表。「前期経常は黒字浮上で上振れ着地、今期業績は非開示、前期配当を4期ぶり5円で復配」が好感された。北海道電力 <9509> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常損益は280億円の黒字(前の期は93.4億円の赤字)に浮上し、従来予想の250億円の黒字を上回って着地。なお、17年3月期の業績見通しについては売上高(7130億円)以外は開示しなかった。同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を5円実施し、4期ぶりに復配するとし、今期の年間配当は未定とした。
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■三菱自動車工業 <7211>  449円  +27 円 (+6.4%)  本日終値
 三菱自動車<7211>が安寄り後に切り返し、7営業日ぶりに急反発。同社は27日引け後発表の16年3月期決算で17年3月期の業績見通しの開示を見送っているほか、今回の燃費不正発覚への失望や、経営の先行き不安などで前日まで6営業日連続で売られていたこともあり、今日は自律反発狙いの買いや値ごろ感の買いが入っているようだ。また、国内大手証券が目標株価を引き下げているものの、ポジティブな内容のリポートをリリースしている。同社が発表した16年3月期の連結業績は、売上高が前の期比4.0%増の2兆2678億4900万円、営業利益は同1.8%増の1383億7700万円となった。野村証券は、同社の17年3月期は今回の不祥事対応で生産、販売の混乱が不可避となり、国内外で販売が減少し、一時的な費用が発生するとみると指摘。ただ、18年3月期以降、事業が正常化に向かう中で、国内販売は大幅減から回復しない一方、Hyundai Motorの米国での燃費誤表示が米国以外での販売にほとんど影響しなかった前例を参考に、海外販売は18年3月期以降、新商品の相次ぐ投入もあり再成長に向かうシナリオで予想を作成したと解説。目標株価は1100円から780円へ引き下げているものの、レーティングは「バイ」を継続している。新しい目標株価は前日終値422円と比べ、84.8%高い水準にある。このほかSMBC日興証券は今回、燃費試験法令違反に伴う費用等を想定した業績予想の下方修正に伴い、目標株価を900円から300円に引き下げるとのリポートをリリース。投資評価は「3」(アンダーパフォーム)を継続している。

■トヨタ紡織 <3116>  2,072円  +114 円 (+5.8%)  本日終値
 トヨタ紡織<3116>が後場に入って急伸。同社はきょう午後2時に、16年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は594億9200万円(前の期比83.7%増)で着地し、従来計画の530億円から上振れした。売上高は1兆4157億7200万円(同8.4%増)となり、従来の1兆4200億円をやや下回った。顧客先の工場稼働停止や為替の影響などで売上高は計画には届かなったが、北中南米の収益構造改革効果が営業利益を押し上げた。17年3月期の連結業績見通しは売上高が1兆3300億円(前期比6.1%減)、営業利益が525億円(同11.8%減)。前提為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=120円としている。また、年間配当は36円(前期は30円)を計画している。

■パナホーム <1924>  862円  +47 円 (+5.8%)  本日終値
 27日に決算を発表。「今期経常は36%増益へ」が好感された。パナホーム <1924> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比22.0%増の158億円に伸び、17年3月期も前期比35.5%増の215億円に拡大する見通しとなった。4期連続増収になる。
  ⇒⇒パナホームの詳しい業績推移表を見る

■山崎製パン <2212>  2,612円  +128 円 (+5.2%)  本日終値
 山崎製パン<2212>が大幅続伸。27日引け後に発表した16年12月期第1四半期連結決算が大幅増益で着地したことや、複数の国内大手証券が目標株価を引き上げており、買いが優勢。同社の16年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.0%増の2579億5300万円、営業利益は同57.7%増の91億7800万円となった。野村証券では、同社の第1四半期決算は同証券の推定を大幅に超過、値引き抑制の効果が予想以上に利益を押し上げていると指摘。販売堅調、アイテム削減で本体の収益性改善はより進むとみて業績予想を上方修正し、目標株価を2750円から3000円へ引き上げ、レーティングは「バイ」を継続している。このほか、SMBC日興証券は 第1四半期の特殊要因として、うるう年効果による営業増益額推定8億円があったものの、原料コストや電力費などの経費が、同社の期初計画よりも少なかったと指摘。15年7月に食パンや菓子パンを値上げしてからの原料安局面であり、もっとも利益が増加しやすい局面とみて、目標株価を1860円から2160円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。

■アイネス <9742>  1,163円  +56 円 (+5.1%)  本日終値
 27日、アイネス <9742> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.59%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月6日から7月27日まで。同時に発表した17年3月期の連結経常利益が前期比5.9%増の24億円に伸びる見通しとなったことも支援材料。

■日新製鋼 <5413>  1,494円  +57 円 (+4.0%)  本日終値
 日新製鋼<5413>が大幅高。同社はきょう午後1時に、17年3月期通期の連結決算を発表。経常利益見通しを200億円(前期比3.2倍)としていることが好感されているようだ。売上高は5210億円(同4.8%減)を予想しているものの、利益は前期に在庫評価損や株式評価損の計上などで減益となった反動が押し上げ要因となる。また、コア製品戦略を一層強力に推進することや、戦略投資成果の回収にも取り組むとしている。

■マブチモーター <6592>  5,620円  +200 円 (+3.7%)  本日終値
 マブチモーター<6592>が後場上げ幅拡大。午後0時30分ごろに発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高348億9300万円(前年同期比2.4%増)、営業利益58億8700万円(同4.9%増)、純利益36億6200万円(同21.9%減)と営業増益で着地したことが好感されている。パワーウインドウ用やパワーシート用などに車載用モーターが好調に推移し、民生・業務用モーターの落ち込みをカバーした。これに加えて、プロダクトミックスの改善や原材料費の低下などもあり増益を確保した。なお、16年12月期通期業績予想は、売上高1500億円(前期比4.8%増)、営業利益225億円(同2.0%減)、純利益170億円(同8.3%減)の従来予想を据え置いている。

■花王 <4452>  6,116円  +147 円 (+2.5%)  本日終値
 花王<4452>が3日続伸。同社は27日の取引終了後、16年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表。売上高は3350億9200万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は344億4900万円(同51.5%増)、純利益は208億100万円(同73.1%増)と大幅な増益となった。ビューティケア事業ではカウンセリング化粧品で、昨年刷新した「アルブラン」が順調に推移し、セルフ化粧品では、「KATE TOKYO」や「アリィー」が、売り上げを伸ばしている。国内やアジアのコンシューマープロダクツ事業の増収効果や石化原料の価格低下なども利益を押し上げている。通期業績は売上高1兆5100億円(前期比2.4%増)、営業利益1840億円(同10.0%増)、純利益1200億円(同14.1%増)と従来見通しを据え置いた。

■デジタルガレージ <4819>  2,190円  +45 円 (+2.1%)  本日終値
 27日、東証がデジタルガレージ <4819> [JQ]を5月9日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

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