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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ペプドリ、そーせい、アイシン、ネクスト

ペプドリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ペプチドリーム <4587>  7,020円  +190 円 (+2.8%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>が反発。岩井コスモ証券では、新薬開発の新潮流として期待される特殊ペプチドの基盤技術で傑出したノウハウを保有していると指摘。2020年には第一号の医薬品の承認が期待されるとして、株価は2020年以降の飛躍を織り込む展開が継続すると解説。レーティング「A」、目標株価1万円でカバレッジを開始している。

■そーせいグループ <4565>  24,130円  +620 円 (+2.6%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が反発。みずほ証券では、アラガン社との契約に伴い2023年以降のフリーキャッシュフローと同社の継続価値が従来より約50%増加すると指摘。バイオベンチャーを買収後、開発品の価値を高めて導出する同社の成長戦略が順調に機能していると評価し、今後もM&Aなどによる非連続的成長と、ヘプタレス社のシーズのマネタイズが期待できると解説。17年3月期営業利益予想を119億8000万円から199億5900万円に引き上げ。レーティング「買い」を継続し、目標株価を1万8460円から3万300円に引き上げている。

■アイシン精機 <7259>  4,295円  +110 円 (+2.6%)  本日終値
 アイシン精機<7259>が続伸。TIWでは、17年3月期は円高という逆風下でも、地震の影響を考えなければ、中国及び国内でのAT出荷台数増により営業増益が見込めると指摘。中国におけるMTからATへシフトの加速や環境面からATがグローバル化の流れにあることなどから、同社の成長のオポチュニティは大きいと解説。レーティング「2+」を継続している。

■ネクスト <2120>  1,291円  +33 円 (+2.6%)  本日終値
 ネクスト<2120>が3日続伸。同社は不動産情報サイトを運営するが、物件掲載数が拡大基調にあり、業績は好調に推移している。20日取引終了後、3月度の月次売上高を発表、前年同月比25.5%増と大幅な伸びを確保した。主力の国内不動産情報サービス事業が18.5%増、同じく売り上げ貢献度の高い賃貸・不動産売買が24.1%増と大幅伸長して全体を押し上げている。また、国内不動産事業者向け事業は、金額規模はまだ小さいものの前年同月比で約3.9倍の高変化をみせている。これを好感する格好で買いが優勢だ。

■不二越 <6474>  372円  +9 円 (+2.5%)  本日終値
 不二越<6474>が反発。SMBC日興証券はリポートで、同社の16年11月期第1四半期決算で、費用増加が従来想定以上であったことを織り込み、業績予想下方修正。16年11月期の営業利益を173億円→154億円(前期比18.7%減)へ、17年11月期は183億円→167億円(同8.4%増)としている。また、需要の弱含みや円高傾向に鑑み投資スピードに変化がないか注視したいとしたうえで、抑制されれば今期の費用負担は一定程度減少すると想定している。投資評価は「2」(中立)を継続、目標株価は440円から370円へ引き下げている。

■ラオックス <8202>  120円  +2 円 (+1.7%)  本日終値
 ラオックス<8202>や日本空港ビルデング<9706>、ドンキホーテホールディングス<7532>などインバウンド関連株は堅調。日本政府観光局(JNTO)が20日発表した3月の訪日外国人客数は、前年同月比31.7%増の200万9500人と単月として過去最高を記録したことが好感された。桜シーズンを迎えたこともあり、訪日外国人数は高水準に推移した。熊本地震による影響が気にされているが、ドイツ証券では「全国の訪日外客数やその消費額に与える影響は短期的にも軽微」と分析している。

■コーナン商事 <7516>  1,897円  +31 円 (+1.7%)  本日終値
 コーナン商事<7516>が反発し、連日で年初来高値を更新。岩井コスモ証券はリポートで、同社は中期経営計画の2年目である今17年2月期も一段の収益向上を目指すと紹介。1年目に良好な結果が出るなどまずまずの立ち上がりを見せており、中期経営計画の超過達成が期待されると指摘。同証券は、同社株価は指標面で割安にあり、内需関連の好業績銘柄として注目されると解説。投資判断を新規「B+」、目標株価2100円でカバレッジを開始している。

■コナミホールディングス <9766>  3,565円  +45 円 (+1.3%)  本日終値
 コナミホールディングス<9766>が反発。みずほ証券では、新作スマホゲームの「遊戯王デュエルリンクス」の配信開始が延期になった事を受け、ニュースフローの順番としてガイダンスリスクが警戒される16年3月期決算(5月10日予定)発表後の配信開始と想定されるため、短期株価反応は懸念されると指摘。それでも、今回の延期は何らかの不具合が出ているというよりも、ユーザーや株式市場からの期待も大きく、失敗が許されないタイトルの立ち上げに向け万全を期すことを優先したためで、過度に弱気になる必要はないと解説。レーティング「買い」と目標株価3700円を継続している。

■日本航空電子工業 <6807>  1,300円  +14 円 (+1.1%)  本日終値
 日本航空電子工業<6807>が小幅反発。みずほ証券では、北米スマートフォンメーカーからの受注の失速により、16年3月期下期から業績苦戦と推測。円高やマクロ環境低迷・原油安による産機向けの収益悪化も向かい風とみて、マイナス要因をカバーするには力不足、18年3月期まで3期連続の営業減益になると予想。レーティング「アンダーパフォーム」、目標株価870円でカバレッジを開始している。

■日立製作所 <6501>  532.7円  +5.5 円 (+1.0%)  本日終値
 日立製作所<6501>が小幅3日続伸。同社は20日、傘下の日立オートモティブシステムズが、エンジン駆動時に小型電池とモーターでアシストし、燃費を改善するマイルド・ハイブリッド車両(マイルドHEV)向けに、高出力の48ボルトリチウムイオン電池パックを開発したことを発表した。今回新しく開発した電池パックは、低温特性に優れ、従来の自社製電池セルと比較して約1.5倍の出力密度となる、高出力な角形リチウムイオン電池セルを内蔵している。今夏以降より同社の顧客である自動車メーカーへサンプル製品の供給を開始し、2018年度の量産を目指す。

●ストップ高銘柄
 北日本紡績 <3409>  99円  +30 円 (+43.5%) ストップ高   本日終値
 日本フォームサービス <7869>  307円  +80 円 (+35.2%) ストップ高   本日終値
 システムソフト <7527>  204円  +50 円 (+32.5%) ストップ高   本日終値
 GFA <8783>  1,341円  +300 円 (+28.8%) ストップ高   本日終値
 sMedio <3913>  1,430円  +300 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 三菱自動車工業 <7211>  583円  -150 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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