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【市況】明日の株式相場見通し=買い手掛かり材料難で売り優勢、短期的な先安懸念強まる

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(19日)の東京株式市場は、円高進行、原油安、熊本地震の被害拡大というマイナス要因に改善傾向が見られない場合、買い手掛かりが見当たらず売り優勢で日経平均株価は続落となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうの大幅下落で、14日に上回ったばかりの25日・75日の両移動平均線を一気に割り込んだことから、短期的には先安懸念が強まっている。心理的なフシ目となっている1万6000円が目先的な攻防ラインとなりそうだ」との見方が出ていた。

 18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。終値は前週末比572円08銭安の1万6275円95銭と大幅下落した。17日にカタールのドーハで開かれた産油国会合で、原油の増産凍結合意に至らなかったことを受け、リスク回避の円高、原油安が進行した。また、熊本地震の影響による国内企業の生産活動停滞も懸念され、幅広く売りが優勢となった。

 日程面では、働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供などを手掛けるグローバルウェイ<3936>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、3月の全国百貨店売上高に注目。海外では、米3月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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