【市況】明日の株式相場見通し=買い手掛かり材料難で売り優勢、短期的な先安懸念強まる
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの大幅下落で、14日に上回ったばかりの25日・75日の両移動平均線を一気に割り込んだことから、短期的には先安懸念が強まっている。心理的なフシ目となっている1万6000円が目先的な攻防ラインとなりそうだ」との見方が出ていた。
18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。終値は前週末比572円08銭安の1万6275円95銭と大幅下落した。17日にカタールのドーハで開かれた産油国会合で、原油の増産凍結合意に至らなかったことを受け、リスク回避の円高、原油安が進行した。また、熊本地震の影響による国内企業の生産活動停滞も懸念され、幅広く売りが優勢となった。
日程面では、働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供などを手掛けるグローバルウェイ<3936>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、3月の全国百貨店売上高に注目。海外では、米3月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)