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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発の動きが持続、主力株に買い戻し顕著

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(13日)の東京株式市場は、自律反発の動きが持続して日経平均株価は続伸となりそうだ。外国為替市場での円相場の動きには引き続き左右されるものの、一方通行だった円高・ドル安の動きに一服感が出ていることから、日経平均株価1万6000円前後での値固めに移行する可能性が浮上している。

 市場関係者からは「12日の東証1部の売買代金は2兆848億円と依然として盛り上がりに欠けるものの、銀行、自動車、鉄鋼などこれまで継続売りの対象となってきた業種の代表銘柄が、異彩の大幅反発をみせており、流れが変わる兆しを感じる」との見方が出ていた。

 12日の東京株式市場は、寄り付きこそ前日比マイナスでスタートしたものの、円高一服を好感して急速に切り返す展開となった。後場に入っても売り物をこなし高値圏で推移し、日経平均株価終値は前日比177円66銭高の1万5928円79銭と反発した。

 日程面では、3月のマネーストック、3月の企業物価指数、3月の投資信託概況、11日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米3月の小売売上高、米3月の卸売物価指数、中国3月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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