【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):村田製、第一三共、ミツミ、セブン&アイ
■村田製作所 <6981> 12,960円 -610 円 (-4.5%) 本日終値
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>などの下げがきつい。外国為替市場で円が買われ、足もとは1ドル=112円20銭近辺の推移と再びドル安・円高に振れている。全般市場エネルギーが不足するなか、輸出採算の悪化懸念が重荷となって値がさの電子部品セクターは買い手控えの動きが顕著となっている。
■第一三共 <4568> 2,390.5円 -112 円 (-4.5%) 本日終値
第一三共<4568>が大幅続落。SMBC日興証券はリポートで、同社が3月31日正午に発表した新中期経営計画について、18年3月期目標値の営業利益1000億円の達成確度は高い印象も、21年3月期営業利益1650億円は達成ハードルが高い印象と指摘。それでも、成長投資と株主還元などキャッシュの使途を明確に示した点は好印象と解説している。同証券は、主に北米事業の売上見通しを増額し、中期予想を増額修正。投資評価は「3」(アンダーパフォーム)を継続し、目標株価は1800円から2100円へ引き上げている。
■ミツミ電機 <6767> 502円 -21 円 (-4.0%) 本日終値
ミツミ電機<6767>が大幅に4日続落。クレディ・スイス証券は、3月30日引け後にミツミ電機が、16年3月期会社計画の下方修正(売上高据え置き、営業利益以下を減額修正)及びミネベア<6479>との株式交換による経営統合の最終合意を発表したことを受け、リポートをリリース。ミツミ電機の16年3月期業績は収益悪化が想定以上に進んでおり、2017年3月のミネベアとの経営統合に向けてどこまで収益性改善が進むか注目されようと解説。投資評価「ニュートラル」、目標株価500円を継続している。
■GSユアサ <6674> 462円 -19 円 (-4.0%) 本日終値
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が続落。TIWでは、アジア景気後退観測から修正計画達成への懸念があったものの、足下では超過達成が見込めると指摘。課題の車載用リチウムイオン電池事業が10~12月期に四半期として初めて黒字化したことが評価できるとして、リチウム事業に加え他国内事業の改善により増益が見込めると解説。足下の株価水準に割高感がないとみて、レーティングを「2」(中立)から「2+」に引き上げている。
■セブン&アイ <3382> 4,617円 -175 円 (-3.7%) 本日終値
セブン&アイ・ホールディングス<3382>が3日続落。SMBC日興証券は、セブン-イレブン・ジャパンの2016年度春期商品展示会に参加したとのリポートをリリース。新年度もデイリー商品(パン)やセブンプレミアム(惣菜)の刷新に注力する方針で、商品力は引き続き他社を圧倒しており、既存店日販は堅調に推移するとみると解説。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価6000円を継続している。
■平和堂 <8276> 2,257円 -79 円 (-3.4%) 本日終値
平和堂<8276>が4日続落。大和証券はリポートで、中国子会社が下期に減速したが、16年2月期は想定通りの好決算と紹介。17年2月期計画は中国子会社の減速、単体の改装投資負担増などを考慮しても、やや保守的と指摘。大和証券予想は小幅減額。ただ、営業増益率は鈍化するが、17年2月期も最高益更新が続く見通しと解説している。投資判断は「1」(買い)を継続。目標株価は3700円から3500円へ引き下げている。
■関東電化工業 <4047> 775円 -25 円 (-3.1%) 本日終値
東海東京調査センターのリチウムイオン電池業界のリポートでは、中国は中期目標として電気自動車を中心とする新エネ車の累計販売台数500万台を掲げているため、新エネ車販売は年率5割程度の増加ペースで推移すると指摘。新エネ車の市場拡大はリチウムイオン電池の材料メーカーに恩恵をもたらす公算が大きいとみて、一部のリチウムイオン電池材料は需給が逼迫、これまでの価格下落トレンドから一転大幅な価格上昇に転じていると解説。リチウム関連の中から、電解質、電解液関連銘柄に注目して、電解質関連では関東電化<4047>とステラケミファ<4109>、電解液関連では、セントラル硝子<4044>、三菱ケミカルホールディングス<4188>、宇部興産<4208>、セパレーターではダブル・スコープ<6619>と宇部興産などがメリットを受けると紹介している。
■トヨタ自動車 <7203> 5,771円 -181 円 (-3.0%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が4日続落。外国為替市場で1ドル=112円台割れ寸前まで円高が進行し、為替感応度の高い同社株にはネガティブな流れとなっている。また、朝方発表された3月の日銀短観では足もとの景況感の悪さだけでなく、先行きに対しても大企業はかなり弱気に見ていることが明らかとなり、「輸出株の代表として、電機機器セクターではパナソニック<6752>、自動車セクターでは同社株がいずれも商いを大きく膨らませながら水準を切り下げ、地合い悪を象徴する動き」(市場関係者)と指摘されている。
■クルーズ <2138> 2,505円 -76 円 (-2.9%) 本日終値
クルーズ<2138>が反落。国内大手証券では、ネイティブゲームでのヒット創出などで17年3月期に急回復が見込まれる点はポジティブと指摘。それでも、市場が成熟化する中で競争環境は厳しいとみて、更なる株価上昇には、ネイティブゲームでの次の大型ヒット創出、ファッションEC収益の上振れなどが必要と解説。レーティング「ニュートラル」、目標株価2600円でカバレッジを開始している。
●ストップ高銘柄
EAJ <6063> 1,423円 +300 円 (+26.7%) ストップ高 本日終値
日本アクア <1429> 390円 +80 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値
アカツキ <3932> 4,050円 +700 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
エボラブルアジア <6191> 3,050円 +500 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
ANAP <3189> 513円 +80 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>などの下げがきつい。外国為替市場で円が買われ、足もとは1ドル=112円20銭近辺の推移と再びドル安・円高に振れている。全般市場エネルギーが不足するなか、輸出採算の悪化懸念が重荷となって値がさの電子部品セクターは買い手控えの動きが顕著となっている。
■第一三共 <4568> 2,390.5円 -112 円 (-4.5%) 本日終値
第一三共<4568>が大幅続落。SMBC日興証券はリポートで、同社が3月31日正午に発表した新中期経営計画について、18年3月期目標値の営業利益1000億円の達成確度は高い印象も、21年3月期営業利益1650億円は達成ハードルが高い印象と指摘。それでも、成長投資と株主還元などキャッシュの使途を明確に示した点は好印象と解説している。同証券は、主に北米事業の売上見通しを増額し、中期予想を増額修正。投資評価は「3」(アンダーパフォーム)を継続し、目標株価は1800円から2100円へ引き上げている。
■ミツミ電機 <6767> 502円 -21 円 (-4.0%) 本日終値
ミツミ電機<6767>が大幅に4日続落。クレディ・スイス証券は、3月30日引け後にミツミ電機が、16年3月期会社計画の下方修正(売上高据え置き、営業利益以下を減額修正)及びミネベア<6479>との株式交換による経営統合の最終合意を発表したことを受け、リポートをリリース。ミツミ電機の16年3月期業績は収益悪化が想定以上に進んでおり、2017年3月のミネベアとの経営統合に向けてどこまで収益性改善が進むか注目されようと解説。投資評価「ニュートラル」、目標株価500円を継続している。
■GSユアサ <6674> 462円 -19 円 (-4.0%) 本日終値
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が続落。TIWでは、アジア景気後退観測から修正計画達成への懸念があったものの、足下では超過達成が見込めると指摘。課題の車載用リチウムイオン電池事業が10~12月期に四半期として初めて黒字化したことが評価できるとして、リチウム事業に加え他国内事業の改善により増益が見込めると解説。足下の株価水準に割高感がないとみて、レーティングを「2」(中立)から「2+」に引き上げている。
■セブン&アイ <3382> 4,617円 -175 円 (-3.7%) 本日終値
セブン&アイ・ホールディングス<3382>が3日続落。SMBC日興証券は、セブン-イレブン・ジャパンの2016年度春期商品展示会に参加したとのリポートをリリース。新年度もデイリー商品(パン)やセブンプレミアム(惣菜)の刷新に注力する方針で、商品力は引き続き他社を圧倒しており、既存店日販は堅調に推移するとみると解説。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価6000円を継続している。
■平和堂 <8276> 2,257円 -79 円 (-3.4%) 本日終値
平和堂<8276>が4日続落。大和証券はリポートで、中国子会社が下期に減速したが、16年2月期は想定通りの好決算と紹介。17年2月期計画は中国子会社の減速、単体の改装投資負担増などを考慮しても、やや保守的と指摘。大和証券予想は小幅減額。ただ、営業増益率は鈍化するが、17年2月期も最高益更新が続く見通しと解説している。投資判断は「1」(買い)を継続。目標株価は3700円から3500円へ引き下げている。
■関東電化工業 <4047> 775円 -25 円 (-3.1%) 本日終値
東海東京調査センターのリチウムイオン電池業界のリポートでは、中国は中期目標として電気自動車を中心とする新エネ車の累計販売台数500万台を掲げているため、新エネ車販売は年率5割程度の増加ペースで推移すると指摘。新エネ車の市場拡大はリチウムイオン電池の材料メーカーに恩恵をもたらす公算が大きいとみて、一部のリチウムイオン電池材料は需給が逼迫、これまでの価格下落トレンドから一転大幅な価格上昇に転じていると解説。リチウム関連の中から、電解質、電解液関連銘柄に注目して、電解質関連では関東電化<4047>とステラケミファ<4109>、電解液関連では、セントラル硝子<4044>、三菱ケミカルホールディングス<4188>、宇部興産<4208>、セパレーターではダブル・スコープ<6619>と宇部興産などがメリットを受けると紹介している。
■トヨタ自動車 <7203> 5,771円 -181 円 (-3.0%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が4日続落。外国為替市場で1ドル=112円台割れ寸前まで円高が進行し、為替感応度の高い同社株にはネガティブな流れとなっている。また、朝方発表された3月の日銀短観では足もとの景況感の悪さだけでなく、先行きに対しても大企業はかなり弱気に見ていることが明らかとなり、「輸出株の代表として、電機機器セクターではパナソニック<6752>、自動車セクターでは同社株がいずれも商いを大きく膨らませながら水準を切り下げ、地合い悪を象徴する動き」(市場関係者)と指摘されている。
■クルーズ <2138> 2,505円 -76 円 (-2.9%) 本日終値
クルーズ<2138>が反落。国内大手証券では、ネイティブゲームでのヒット創出などで17年3月期に急回復が見込まれる点はポジティブと指摘。それでも、市場が成熟化する中で競争環境は厳しいとみて、更なる株価上昇には、ネイティブゲームでの次の大型ヒット創出、ファッションEC収益の上振れなどが必要と解説。レーティング「ニュートラル」、目標株価2600円でカバレッジを開始している。
●ストップ高銘柄
EAJ <6063> 1,423円 +300 円 (+26.7%) ストップ高 本日終値
日本アクア <1429> 390円 +80 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値
アカツキ <3932> 4,050円 +700 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
エボラブルアジア <6191> 3,050円 +500 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
ANAP <3189> 513円 +80 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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