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2016年03月18日20時14分

【市況】<株式トピックス>=外国人最大の売り越しも株価下落なしに驚き

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東証が17日引け後に公表した3月第2週(7~11日)の投資部門別売買動向で、外国人投資家の売り越し額が1兆1932億円と過去最大に膨らんだ。わずか1週間(5営業日)で、1兆円を超たことは、当然憂慮すべき問題。

 しかし、市場関係者の間では「これだけ巨額の外国人の売り越しがあったにもかかわらず、この1週間で日経平均株価がほとんど下がらずに売りを吸収した点に驚いた」との見方が出ていた。この週に大きく買い越した投資主体は証券会社の自己売買部門で、8768億円に達した。市場からは「11日がオプション・先物の特別清算指数(SQ)の算出日に当たり、外国人から先物売り・現物買いの持ち高を解消する動きが出て、自己売買部門がこの受け皿となった」との見方が出ていたが、これまでもメジャーSQは何度となくあったわけで、何で今回がそうなったのか納得しかねる面もある。

 なにしろ、1987年のブラックマンデーを含む1週間の売り越し額(1兆1220億円)を上回ったにもかかわらず株価がほとんど下がらなかった理由については今後検証が必要だ。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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