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【通貨】明日の為替相場見通し=110円ライン意識の一進一退も、原油動向など注視

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、依然、110円ラインを意識した一進一退が続きそうだ。予想レンジは1ドル=110円00~112円80銭。

 今週は、週末にかけ急激なドル安が進行。一時110円60銭台まで売られた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースが予想より鈍化するとの見方から、米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測からドル安・円高が進んだ。

 来週は目立ったイベントはなく、NYダウや原油相場などの動向に左右されそうだ。21日は春分の日で振り替え休日となり、市場には「日本の休日を狙った投機的な動きがあるかも」と警戒する見方もあるが、一定の値動きにとどまれば110円ラインを下値とする展開が予想される。上値も重く112円後半からは戻り売りも見込まれる。

 来週は21日に米2月中古住宅販売件数、22日にドイツ3月Ifo景況感指数、23日に米2月新築住宅販売件数の発表などが予定されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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