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【市況】17日の株式相場見通し=円高進行で売り先行

NYダウの日足チャート 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、現地16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された声明文で、今後の米利上げペースが緩やかになるとの受け止めが広がったことで、円高・ドル安傾向が強まるとの見方から売り優勢のスタートとなりそうだ。17日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円70銭台での推移となっている。

 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比74.23ドル高の1万7325.76ドルと4日続伸し、昨年12月31日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値水準となった。現地16日のFOMCでは、政策金利の据え置きが決定され、その後に公表された声明文で、今後の米利上げペースが緩やかになるとの受け止めが広がり、買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比35.302ポイント高の4763.970と反発した。

 日程面では、スマートフォン向けソーシャルゲームの企画・開発・運営を手掛けるアカツキ<3932>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、2月の貿易統計に注目。海外では、EU首脳会議(18日まで)、英中央銀行金融政策委員会、米10~12月期の経常収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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