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【材料】ソフトバンクが反発、国内大手はこの時点での特損計上は予想外も将来の不確実要因が減少したと解説

 ソフトバンクグループ<9984>が3日ぶりに反発。後場に買い優勢となりプラス転換している。

 同社は10日夜に、Sprint株式を5.9%保有する100%子会社Galaxy Investmentの全株式とSprint株式を77.5%保有する100%子会社Starburst 1の株式の70.4%を、新設した海外事業統括の中間持ち株会社に譲渡する契約を締結したと発表した。これに伴い、3月9日のSprint株価で算出される純資産価格をベースとした売却価格と取得価格の差額である3449億円を16年3月期に単体の特別損失として計上する見込みと発表した。

 これを受け野村証券では、この時点での特別損失計上は予想外だが、3月末のSprintの株価が簿価の50%を下回れば単体でSprint株式に対する減損を計上するリスクがあった点を考慮すると、損失を早期に確定させたことで将来の不確実要因が減少したと言えるとリポートで解説。現時点でレーティング「バイ」、目標株価7740円を継続している。
《MK》

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