【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マブチ、三菱電、トヨタ、良品計画
■マブチモーター <6592> 5,290円 +160 円 (+3.1%) 本日終値
マブチモーター<6592>が4日ぶりに反発。SMBC日興証券はリポートで、16年12月期と17年12月期の業績予想を修正し、為替前提を1ドル=110円(従来115円)に変更、目標株価を6000円から5900円へ引き下げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。同証券は、コストダウンのための投資(省人力化投資)とその償却費、品質向上のための開発費、メキシコ工場の立ち上げ費用、グローバル化対応のためのITコストなどが売り上げ拡大に先行して増えており、短期業績の負担となっていると指摘。これらの先行投資がいつ回収期に入るのかに注目している。
■三菱電機 <6503> 1,197円 +35 円 (+3.0%) 本日終値
三菱電機<6503>が反発。同社はこの日、ドイツのシーメンス社からラインルール・エクスプレス(RRX)新型車両向け鉄道車両用空調装置を受注したことを発表した。RRXはドイツのラインルール運輸連合が管理運営している路線。北ライン-ウェストファリア地方の各都市・地方間を結ぶ直通運行列車として導入される新型車両へ採用されるもの。328台(82編成164両分)を総額約17億円で受注している。
■トヨタ自動車 <7203> 6,154円 +178 円 (+3.0%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>、富士重工業<7270>、マツダ<7261>など自動車株への買いが目立つ。きょうは全般リスクオンの流れにあるが、電力株が軒並み安となっている分を自動車株など輸出株の強さで相殺している。為替が1ドル=113円台後半まで円安傾向を強めており、輸出採算の改善期待が買い戻しに反映されている。
■良品計画 <7453> 22,800円 +660 円 (+3.0%) 本日終値
良品計画<7453>が反発。SMBC日興証券はリポートで、東アジアの収益性と円高による換算目減りにより同証券による業績予想を減額している。仮に中国での消費の変調によりアパレル市場で過剰在庫が発生すれば、同社の中国事業への影響も皆無ではないと考え、まだ変調が起きていないゆえにリスクが残ると指摘。投資評価は「2」(中立)を継続し、目標株価は2万5500円から2万5000円へ引き下げている。
■ITホールディングス <3626> 2,630円 +75 円 (+2.9%) 本日終値
ITホールディングス<3626>が4日ぶりに反発。同社はきょう、グループのTISが手掛けるIoT向け予測分析ソリューション「メンテりてぃくす」がアマゾン ウェブ サービス(AWS)のIoTプラットフォーム「AWS IoT」とデータ連携が可能になったと発表した。コストパフォーマンスと大量データ処理に優れる「AWS IoT」上で収集・蓄積したセンサーデータを、「メンテりてぃくす」に連携させてスムーズに分析・解析を可能にすることで、需要が急速に高まり今後の大規模化が予想されるIoTシステムへの容易な適応と導入のトータルコスト削減を実現することができる。
■帝人 <3401> 386円 +11 円 (+2.9%) 本日終値
帝人<3401>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、構造改革効果やPC樹脂のスプレッド好転で収益は予想以上に改善しているものの、来16年度はPC樹脂の収益悪化などから利益減が見込まれると指摘。投資指標面での割安感はあるとしながらも、構造改革後の成長性が見いだせないとして、レーティング「イコールウエート」を継続。目標株価を480円から430円に引き下げている。
■三谷商事 <8066> 2,966円 +73 円 (+2.5%) 本日終値
9日、三谷商 <8066> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.08%にあたる2万5000株(金額で7232万円)を上限に、10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は9日終値の2893円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■フジミインコ <5384> 1,358円 +33 円 (+2.5%) 本日終値
フジミインコーポレーテッド<5384>が3日ぶり反発。同社は半導体研磨材の最大手でCMP向け研磨材などが主力商品。自社株買いなど積極的な株主還元姿勢に特長がある。9日付で東海東京調査センターが同社のレーティングを「アウトパフォーム」目標株価1600円でフォローしており、これが株価を刺激している。同調査センターでは同社の17年3月期業績予想について、シリコンウェハー向け製品は前年比横ばいが見込まれるものの、CMPメモリデバイス向け製品への伸びやアルミディスク向け製品のシェア拡大、非半導体関連の一般工業用研磨材の回復により増収増益見通しを示しており、営業利益段階で11.6%増を予想している。
■アイシン精機 <7259> 4,495円 +100 円 (+2.3%) 本日終値
ゴールドマン・サックス証券の自動車部品業界のリポートでは、頭打ちの米国SAARや新興国の販売低迷を受け、2016年のグローバル自動車需要に対する見方は慎重にならざるを得ないと指摘。それでも、減税効果とはいえ中国の需要増は自動車や部品各社に追い風とみて、中国への利益依存度が相対的に高いアイシン精機<7259>とユニプレス<5949>に注目。アイシン精機はオートマチック・トランスミッションの構造的な成長ストーリーが魅力と評価。ユニプレスは中国事業の持続的な成長に加え、北米事業の生産トラブルからのV字回復が期待できると評価している。
●ストップ高銘柄
ソマール <8152> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
フィスコ <3807> 450円 +80 円 (+21.6%) ストップ高 本日終値
シンワアート <2437> 483円 +80 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
サイオステクノロジー <3744> 920円 +150 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発 <3803> 1,016円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
マブチモーター<6592>が4日ぶりに反発。SMBC日興証券はリポートで、16年12月期と17年12月期の業績予想を修正し、為替前提を1ドル=110円(従来115円)に変更、目標株価を6000円から5900円へ引き下げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。同証券は、コストダウンのための投資(省人力化投資)とその償却費、品質向上のための開発費、メキシコ工場の立ち上げ費用、グローバル化対応のためのITコストなどが売り上げ拡大に先行して増えており、短期業績の負担となっていると指摘。これらの先行投資がいつ回収期に入るのかに注目している。
■三菱電機 <6503> 1,197円 +35 円 (+3.0%) 本日終値
三菱電機<6503>が反発。同社はこの日、ドイツのシーメンス社からラインルール・エクスプレス(RRX)新型車両向け鉄道車両用空調装置を受注したことを発表した。RRXはドイツのラインルール運輸連合が管理運営している路線。北ライン-ウェストファリア地方の各都市・地方間を結ぶ直通運行列車として導入される新型車両へ採用されるもの。328台(82編成164両分)を総額約17億円で受注している。
■トヨタ自動車 <7203> 6,154円 +178 円 (+3.0%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>、富士重工業<7270>、マツダ<7261>など自動車株への買いが目立つ。きょうは全般リスクオンの流れにあるが、電力株が軒並み安となっている分を自動車株など輸出株の強さで相殺している。為替が1ドル=113円台後半まで円安傾向を強めており、輸出採算の改善期待が買い戻しに反映されている。
■良品計画 <7453> 22,800円 +660 円 (+3.0%) 本日終値
良品計画<7453>が反発。SMBC日興証券はリポートで、東アジアの収益性と円高による換算目減りにより同証券による業績予想を減額している。仮に中国での消費の変調によりアパレル市場で過剰在庫が発生すれば、同社の中国事業への影響も皆無ではないと考え、まだ変調が起きていないゆえにリスクが残ると指摘。投資評価は「2」(中立)を継続し、目標株価は2万5500円から2万5000円へ引き下げている。
■ITホールディングス <3626> 2,630円 +75 円 (+2.9%) 本日終値
ITホールディングス<3626>が4日ぶりに反発。同社はきょう、グループのTISが手掛けるIoT向け予測分析ソリューション「メンテりてぃくす」がアマゾン ウェブ サービス(AWS)のIoTプラットフォーム「AWS IoT」とデータ連携が可能になったと発表した。コストパフォーマンスと大量データ処理に優れる「AWS IoT」上で収集・蓄積したセンサーデータを、「メンテりてぃくす」に連携させてスムーズに分析・解析を可能にすることで、需要が急速に高まり今後の大規模化が予想されるIoTシステムへの容易な適応と導入のトータルコスト削減を実現することができる。
■帝人 <3401> 386円 +11 円 (+2.9%) 本日終値
帝人<3401>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、構造改革効果やPC樹脂のスプレッド好転で収益は予想以上に改善しているものの、来16年度はPC樹脂の収益悪化などから利益減が見込まれると指摘。投資指標面での割安感はあるとしながらも、構造改革後の成長性が見いだせないとして、レーティング「イコールウエート」を継続。目標株価を480円から430円に引き下げている。
■三谷商事 <8066> 2,966円 +73 円 (+2.5%) 本日終値
9日、三谷商 <8066> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.08%にあたる2万5000株(金額で7232万円)を上限に、10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は9日終値の2893円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■フジミインコ <5384> 1,358円 +33 円 (+2.5%) 本日終値
フジミインコーポレーテッド<5384>が3日ぶり反発。同社は半導体研磨材の最大手でCMP向け研磨材などが主力商品。自社株買いなど積極的な株主還元姿勢に特長がある。9日付で東海東京調査センターが同社のレーティングを「アウトパフォーム」目標株価1600円でフォローしており、これが株価を刺激している。同調査センターでは同社の17年3月期業績予想について、シリコンウェハー向け製品は前年比横ばいが見込まれるものの、CMPメモリデバイス向け製品への伸びやアルミディスク向け製品のシェア拡大、非半導体関連の一般工業用研磨材の回復により増収増益見通しを示しており、営業利益段階で11.6%増を予想している。
■アイシン精機 <7259> 4,495円 +100 円 (+2.3%) 本日終値
ゴールドマン・サックス証券の自動車部品業界のリポートでは、頭打ちの米国SAARや新興国の販売低迷を受け、2016年のグローバル自動車需要に対する見方は慎重にならざるを得ないと指摘。それでも、減税効果とはいえ中国の需要増は自動車や部品各社に追い風とみて、中国への利益依存度が相対的に高いアイシン精機<7259>とユニプレス<5949>に注目。アイシン精機はオートマチック・トランスミッションの構造的な成長ストーリーが魅力と評価。ユニプレスは中国事業の持続的な成長に加え、北米事業の生産トラブルからのV字回復が期待できると評価している。
●ストップ高銘柄
ソマール <8152> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
フィスコ <3807> 450円 +80 円 (+21.6%) ストップ高 本日終値
シンワアート <2437> 483円 +80 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
サイオステクノロジー <3744> 920円 +150 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発 <3803> 1,016円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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