市場ニュース

戻る
 

【市況】3日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高と3日続伸、素材関連しっかり


3日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比10.08ポイント(0.35%)高の2859.76ポイントと小幅ながら3日続伸した。上海A株指数も上昇し、10.62ポイント(0.36%)高の2992.71ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はさえない。上海B株指数が0.85ポイント(0.24%)安の356.91ポイント、深センB株指数が6.46ポイント(0.57%)安の1131.49ポイントで終えた。

政策期待が支え。全国政治協商会議(政協、国政助言機関)が3日(日本時間午後4時)、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日にそれぞれ開幕することが支援材料となっている。ただ、一時は反落する局面もみられた。直近の上昇ピッチが急だったため、戻り売りが散見されている。

業種別では、政策期待のある素材関連株の上げが目立つ。非鉄の吉林吉恩ニッケル業(600432/SH)が7.0%高で引けた。前述した両会と称される2つの会議では、生産過剰問題を抱える素材産業の構造改革についても討議されるとみられている。海運株もしっかり。中国遠洋HD(601919/SH)が3.5%上昇した。ITハイテク関連株やバイオ薬品関連株、消費関連株、不動産株、運輸株、自動車株なども物色されている。銀行株や保険株も引けにかけて強含んだ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均