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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反落、ブレント原油先物は36.10ドルまで下落後引け際に37.07ドルに反発


【ブラジル】ボベスパ指数 44893.48 +1.75%
2日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比771.69ポイント高(+1.75%)の44893.48で取引を終えた。43841.19から44982.91まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは42、値下がりは17、変わらず2であった。

この日も鉱物資源関連の銘柄が株高となり、ボベスパ指数の上昇をけん引する展開になった。また、汚職捜査の進展が伝えられ、ルセフ政権にはマイナス材料とみられることがブラジル経済や株価にはプラスになるとの見方もあるもよう。

【ロシア】MICEX指数 1832.84 -0.61%
2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.33ポイント安(-0.61%)の1832.84で取引を終了した。1856.08から1826.41まで下落した。

ロシア株式市場の取引時間帯において、ブレント原油先物は36.10ドルまで下落が続いた後、引け際に37.07ドルに急反発。それに連れて、MICEX指数も朝高の後、軟調推移となり、引けにかけて下落幅を縮小する動きになったもよう。

【インド】SENSEX指数 24242.98 +1.95%
2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比463.63ポイント高(+1.95%)の24242.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同146.55ポイント高(+2.03%)の7368.85で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を急速に拡大させ、その後も高値圏でもみ合った。インド準備銀行(中央銀行、RBI) が早ければ週内にも利下げを実施するとの観測が好感され、買いが継続。政府が財政収支目標を実現するため、利下げを含む金融緩和が必要になるとみられている。なお、準備銀は昨年の国家予算が発表された後に利下げを実施した。

【中国本土】上海総合指数 2849.68 +4.26%
2日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比116.51ポイント高(+4.26%)の2849.68ポイントと続伸した。

政策期待の高まりが相場を押し上げる。全国政治協商会議(国政助言機関)が3日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日にそれぞれ開幕することが材料視された。各種の景気テコ入れ策や、産業支援策が打ち出されるとの期待が広がっている。指数は上げ幅を徐々に拡大させ、指数構成銘柄はほぼ全面高で取引を終えた。

《CS》

 提供:フィスコ

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