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【市況】1日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、保険・証券株などが買われる


1日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比45.19ポイント(1.68%)高の2733.17ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、47.29ポイント(1.68%)高の2860.09ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が5.67ポイント(1.67%)高の345.01ポイント、深センB株指数が14.70ポイント(1.34%)高の1109.56ポイントで終えた。

中盤から上げ幅を広げる流れ。昨日の急落で上海総合指数は約1カ月ぶりの安値を付けていただけに、値ごろ感が着目されている。中国人民銀行(中央銀行)が3月1日から預金準備率を0.5%引き下げたことや、人民元の対米ドル基準値を6日ぶりに元高方向に設定したことも追い風。官民で公表された2月の製造業PMIがそろって下振れるなか、指数はマイナス圏に沈む場面がみられたものの、大きく売り込む動きにはならなかった。下値の固さを意識した買いも入っている。

業種別では、保険株と証券株の上げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)が4.0%高、中信証券(600030/SH)が7.4%高で引けた。不動産株も急伸。保利地産(600048/SH)が4.4%上昇した。建材やゼネコンなどのインフラ関連株、自動車株、消費関連株、ITハイテク関連株、運輸株など幅広く物色されている。
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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