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【市況】NY株式:ダウは212ドル高、原油相場の反発を好感


25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は212.30ドル高の16697.29、ナスダックは39.60ポイント高の4582.21で取引を終了した。欧州株が全面高となったほか、1月耐久財受注が予想を大幅に上振れたことが好感され、買いが先行。原油相場の反落で一時下落に転じたが、ベネズエラ石油相がサウジやロシアなどの主要産油国と3月中旬に会合を持つと発言したことで原油相場が反発し、上げ幅を拡大した。セクター別では全面高となり、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。

クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は決算内容が好感され、上昇。家電量販店のベストバイ(BBY)は決算が予想を上振れたほか、増配や自社株買い計画が好感され、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)はテロ容疑者が使用していたiPhoneのロック解除を巡る捜査当局の要請に対して、正式に拒否する回答を行ったが、株価への影響は限定的。一方で、PCメーカーのHPインク(HPQ)は、決算発表でPC及びプリンター販売の不振が鮮明となったことで、下落した。

明日から27日にかけてG20財務相・中銀総裁会議が開催される。中国経済や原油、各国金利動向が議論の中心となることが予想されることから、注目が集まるだろう。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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