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【通貨】英ポンド週間見通し:もみあいか、英GDP改定値が手掛かり材料に


■軟調推移、原油価格の伸び悩みが嫌気される

先週のポンド・円は軟調推移。英中央銀行による年内利上げの可能性は依然低いことや原油先物の伸び悩みを意識したポンド売りが観測された。ドル・円相場がやや円高方向に振れたことも要因。ただ、19日の欧州連合(EU)首脳会議で、域内首脳は英国のEU残留を確保することを目指した合意に達したことを意識して対円レートの下げ幅はやや縮小した。取引レンジは160円74銭-166円09銭。

■もみあいか、英GDP改定値が手掛かり材料に

今週のポンド・円はもみあいか。25日発表の10-12月期国内総生産(GDP)改定値が手掛かり材料になりそうだ。速報値+1.9%と変わらずと予想されているが、速報値から下方修正された場合、リスク回避的なポンド買いがやや強まる見通し。ただし、原油高はポンド買い材料となるため、原油価格の動向を引き続き注視することが必要となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・25日:10-12月期国内総生産改定値(前年比予想:+1.9%、速報値:+1.9%)

予想レンジ:160円00銭-164円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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