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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まった


【ブラジル】ボベスパ指数 40947.70 +2.13%
16日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比854.81ポイント高(+2.13%)の40947.70で取引を終えた。40074.23から41206.47まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは56、値下がりは5、変わらず0であった。

中国政府による景気刺激策への期待から、16日の上海総合指数が大幅反発したことを好感。商品相場の需要回復期待により資源エネルギー関連銘柄が上昇し、ボベスパ指数を押し上げたもよう。また、レアル安になったことで、輸出関連銘柄の上昇も指数の下支えになった。なお、ブラジルの12月小売売上高(前年比)は予想に沿った落ち込みであった。

【ロシア】MICEX指数 1753.86 +0.88%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比15.32ポイント高(+0.88%)の1753.86で取引を終了した。1741.99から1758.17まで上昇した。

ロシアとサウジアラビア、カタール、ベネズエラが原油の生産量を1月の水準に据え置くことで合意したことを受けて、ブレント原油先物が一時35.55ドルまで急上昇したところで、ロシア株も高値をつけた。その後、生産量凍結の実現性に対して懐疑的な見方が広がり、原油価格が急反落したことで、ロシア株は上昇幅を縮小した。

【インド】SENSEX指数 23191.97 -1.54%
16日のインドSENSEX指数は3日反落。前日比362.15ポイント安(-1.54%)の23191.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同114.70ポイント安(-1.60%)の7048.25で取引を終えた。

買いが先行した後はしばらく前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで10日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 2836.57 +3.29%
16日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比90.37ポイント高(+3.29%)の2836.57ポイントと3日ぶりに急反発した。

中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給も、買い安心感を誘った。指数は徐々に上げ幅を広げている。

《CS》

 提供:フィスコ

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