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【通貨】12日の為替相場見通し=イエレン議長の議会証言が相場左右

 12日の為替相場はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)の議会証言を受けた相場展開に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=114円00~115円50銭。

  この日は日経平均株価が1万6000円を割り込む大幅安となり、リスクオフ相場が続くなか一時114円20銭台まで下落。114円台を中心とする軟調な値動きとなった。 
 
 世界株安で安全通貨の円を買う動きが強まっているが、米国の金融政策で世界の金融市場の状況は大きく変わるだけに、今晩行われるイエレン議長の議会証言への関心は高い。年内4回が見込まれている米利上げは、市場では「年1回」とも「年内の利上げはなし」とも囁かれている。イエレン氏の発言で、その意向を探りたいとの声は多いが、足もとの世界株安でハト派的な内容となるとの見方がある。また、欧州市場の動向も注目を集めている。
 
 11日は建国記念日で東京市場は休場。また、同日にはユーロ圏財務相会合が予定されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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