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【市況】米国株見通し:不透明感の払拭を見極め、波乱含みの展開に警戒も


『米株式市場』


8日のNY市場は下落。欧州株が全面安となったことに加えて、原油相場が一時30ドルを下回る大幅下落となり、朝方から大幅安となった。世界経済の減速懸念を受けて金融やハイテクセクターの主要銘柄を中心に売りが広がり、ダウは一時400ドルを超す下落となる場面もあった。その後、引けにかけて下げ幅を縮めた。ダウ平均は177.92ドル安の16027.05、ナスダックは79.39ポイント安の4283.75で取引を終了。


グローベックスの米株先物は、NYダウで40ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場については、原油相場の落ち着き等を受けて、ロンドン市場は鉱業株が上昇しており、小幅高で推移。一方でドイツ、フランスなどは小安く、また、欧州銀のCDSは前日に軒並み上昇しており、金融市場の不透明感が和らぐかを見極めたいところである。再び欧州銀のCDSは跳ね上がるような局面となれば、波乱含みの相場展開を余儀なくされよう。


なお、経済指標ではJOLT求人件数(12月)、卸売在庫(12月)が予定されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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