【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):関電工、クックパッド、東急建設、OLC
■関電工 <1942> 886円 +109 円 (+14.0%) 本日終値 東証1部 上昇率トップ
関電工<1942>が急騰。同社は8日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高を4660億円から4550億円(前期比4.2%増)へ減額した一方、営業利益を120億円から143億円(同52.3%増)へ、最終利益を72億円から80億円(同73.3%増)へそれぞれ増額した。利益の増額を評価する買いが流入した。工事量の減少に伴い売上高は従来想定に届かない見通しながら、堅調な民間建設投資意欲を背景に屋内線工事の収益採算が向上している。また、震災以降低迷していた配電線工事も回復基調にあり、利益面では前回発表予想値を上回る。
■クックパッド <2193> 1,902円 +162 円 (+9.3%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
クックパッド<2193>が大幅続伸。経営方針を巡る内紛が収束したことを受け、売り方の買い戻しが続いている。創業者で筆頭株主の佐野陽光氏が、現社長を含む全取締役の交代を要求していたが、同社は5日の取引終了後、「取締役選任議案の一本化で基本合意した」と発表。筆頭株主と現経営陣が一転歩み寄ることになった。また、15年12月期の連結純利益は40億9000万円と14年との比較で実質約70%増と好業績だったことも引き続き評価されている。
■岩谷産業 <8088> 622円 +36 円 (+6.1%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
岩谷産業<8088>は全体波乱相場の間隙を縫って逆行高。同社は産業用や家庭用のガス販売を手掛けるが、産業用は電子デバイス業界向けに需要高水準、LPガスも数量増の恩恵を享受している。同社が8日取引終了後に発表した16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算は、売上高が4558億8400万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は115億8400万円(同2.4倍)、最終利益は64億8800万円(同84.0%増)と高変化を示しており、これを評価する買いが優勢となっている。
■東急建設 <1720> 819円 +47 円 (+6.1%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
8日、東急建設 <1720> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の125億円→154億円に23.2%上方修正。増益率が55.8%増→91.9%増に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。建築事業で採算重視の受注が奏功し、工事採算が改善することが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の13円→20円(前期は13円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。
■大林道路 <1896> 825円 +43 円 (+5.5%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
8日、大林道 <1896> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の87億円→107億円に23.0%上方修正。増益率が2.8%増→26.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。手持ち工事が順調に進捗する中、不採算工事の減少や業務の効率化が利益を押し上げる。
■日本製鋼所 <5631> 385円 +19 円 (+5.2%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
8日、日製鋼 <5631> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円→125億円に13.6%上方修正。増益率が10.9%増→26.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期受注した天然ガス輸送用クラッド鋼管の大型案件が寄与し、売上が堅調に推移する中、コスト削減や原油安をはじめとする原材料費の低下などが利益を押し上げる。
■西日本鉄道 <9031> 834円 +23 円 (+2.8%) 本日終値
西日本鉄道<9031>が3日続伸。8日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続、目標株価を850円から1040円へ引き上げた。九州エリアへのアジア旅客流入、東京など沿線外ホテル展開などインバウンド需要が業績牽引すると指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の215億円(前期実績184億5100万円)に対して従来予想の207億円から220億円へ、来期予想を215億円から239億円へ引き上げている。
■オリエンタルランド <4661> 8,000円 +191 円 (+2.5%) 本日終値
オリエンタルランド<4661>が逆行高。8日の取引終了後、「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の入園料を4月1日付で値上げすると発表した。1人あたりの入園料が上昇することで業績への寄与が好感された。今回、大人(18歳以上)の場合は1デーパスポート(1日券)を現行の6900円から7400円に引き上げるとしており、3年連続の入園料の改定となる。
■トラスコ中山 <9830> 4,200円 +95 円 (+2.3%) 本日終値
トラスコ中山<9830>が全体波乱相場に逆行。機械工具の専門商社で、ホームセンター向けは低調ながらネット通販向けで旺盛な需要をとらえている。16年12月期営業利益は前期比5.6%増の137億100万円を見込むが、高採算のPB商品の強化で一段の利益上乗せ余地も指摘されている。
■相鉄ホールディングス <9003> 714円 +3 円 (+0.4%) 本日終値
相鉄ホールディングス<9003>が波乱相場で内需株の強みを発揮、続伸となっている。国内消費セクターは春節に伴い中国人などをはじめ訪日外国人観光客のインバウンド重要が期待される状況にある。そうしたなか、同社は高級ホテルの横浜ベイシェラトン、ビジネスのホテル相鉄フレッサイン、サンルートなどホテル事業を展開し、宿泊施設の需給のひっ迫で商機をとらえる公算が大きい。
株探ニュース
関電工<1942>が急騰。同社は8日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高を4660億円から4550億円(前期比4.2%増)へ減額した一方、営業利益を120億円から143億円(同52.3%増)へ、最終利益を72億円から80億円(同73.3%増)へそれぞれ増額した。利益の増額を評価する買いが流入した。工事量の減少に伴い売上高は従来想定に届かない見通しながら、堅調な民間建設投資意欲を背景に屋内線工事の収益採算が向上している。また、震災以降低迷していた配電線工事も回復基調にあり、利益面では前回発表予想値を上回る。
■クックパッド <2193> 1,902円 +162 円 (+9.3%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
クックパッド<2193>が大幅続伸。経営方針を巡る内紛が収束したことを受け、売り方の買い戻しが続いている。創業者で筆頭株主の佐野陽光氏が、現社長を含む全取締役の交代を要求していたが、同社は5日の取引終了後、「取締役選任議案の一本化で基本合意した」と発表。筆頭株主と現経営陣が一転歩み寄ることになった。また、15年12月期の連結純利益は40億9000万円と14年との比較で実質約70%増と好業績だったことも引き続き評価されている。
■岩谷産業 <8088> 622円 +36 円 (+6.1%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
岩谷産業<8088>は全体波乱相場の間隙を縫って逆行高。同社は産業用や家庭用のガス販売を手掛けるが、産業用は電子デバイス業界向けに需要高水準、LPガスも数量増の恩恵を享受している。同社が8日取引終了後に発表した16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算は、売上高が4558億8400万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は115億8400万円(同2.4倍)、最終利益は64億8800万円(同84.0%増)と高変化を示しており、これを評価する買いが優勢となっている。
■東急建設 <1720> 819円 +47 円 (+6.1%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
8日、東急建設 <1720> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の125億円→154億円に23.2%上方修正。増益率が55.8%増→91.9%増に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。建築事業で採算重視の受注が奏功し、工事採算が改善することが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の13円→20円(前期は13円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。
■大林道路 <1896> 825円 +43 円 (+5.5%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
8日、大林道 <1896> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の87億円→107億円に23.0%上方修正。増益率が2.8%増→26.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。手持ち工事が順調に進捗する中、不採算工事の減少や業務の効率化が利益を押し上げる。
■日本製鋼所 <5631> 385円 +19 円 (+5.2%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
8日、日製鋼 <5631> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円→125億円に13.6%上方修正。増益率が10.9%増→26.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期受注した天然ガス輸送用クラッド鋼管の大型案件が寄与し、売上が堅調に推移する中、コスト削減や原油安をはじめとする原材料費の低下などが利益を押し上げる。
■西日本鉄道 <9031> 834円 +23 円 (+2.8%) 本日終値
西日本鉄道<9031>が3日続伸。8日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続、目標株価を850円から1040円へ引き上げた。九州エリアへのアジア旅客流入、東京など沿線外ホテル展開などインバウンド需要が業績牽引すると指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の215億円(前期実績184億5100万円)に対して従来予想の207億円から220億円へ、来期予想を215億円から239億円へ引き上げている。
■オリエンタルランド <4661> 8,000円 +191 円 (+2.5%) 本日終値
オリエンタルランド<4661>が逆行高。8日の取引終了後、「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の入園料を4月1日付で値上げすると発表した。1人あたりの入園料が上昇することで業績への寄与が好感された。今回、大人(18歳以上)の場合は1デーパスポート(1日券)を現行の6900円から7400円に引き上げるとしており、3年連続の入園料の改定となる。
■トラスコ中山 <9830> 4,200円 +95 円 (+2.3%) 本日終値
トラスコ中山<9830>が全体波乱相場に逆行。機械工具の専門商社で、ホームセンター向けは低調ながらネット通販向けで旺盛な需要をとらえている。16年12月期営業利益は前期比5.6%増の137億100万円を見込むが、高採算のPB商品の強化で一段の利益上乗せ余地も指摘されている。
■相鉄ホールディングス <9003> 714円 +3 円 (+0.4%) 本日終値
相鉄ホールディングス<9003>が波乱相場で内需株の強みを発揮、続伸となっている。国内消費セクターは春節に伴い中国人などをはじめ訪日外国人観光客のインバウンド重要が期待される状況にある。そうしたなか、同社は高級ホテルの横浜ベイシェラトン、ビジネスのホテル相鉄フレッサイン、サンルートなどホテル事業を展開し、宿泊施設の需給のひっ迫で商機をとらえる公算が大きい。
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