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【材料】キッコーマンが4日ぶりに急反発、4-12月期(3Q累計)経常が29%増益で着地、増額修正期待の買い

 キッコマン <2801> が4日ぶりに急反発。2月5日取引終了後に発表した2016年3月期第3四半期累計(4-12月)連結経常利益が前年同期比29.3%増の256億円と伸び通期計画に対する進捗率が87.9%に達し、直近5年平均の83.7%も上回った。同社では前期比19.8%増の292億円とした通期予想を据え置いたものの、先行き増額修正期待の買いが先行したもよう。利益確定売りに4000円割れ場面があったものの、その後は、4000円台でもみ合う推移となっている。

 国内の食料品製造・販売事業売上高は前年同期比4.4%増の1300.93億円、営業利益は同97.7%の63.92億円と増収、ほぼ倍増益となった。主力のしょうゆ部門では、家庭用分野では「いつでも新鮮」シリーズが「新鮮な生しょうゆのおいしさ」、「鮮度維持」、「使いやすさ」という付加価値が市場に浸透し、店頭販促も強化した結果、順調に拡大を続けた。加工・業務用分野も売上を伸ばし、部門全体でも数量、金額ともに前年同期を上回った。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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