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【材料】プラッツ---下半期は主力商品の販促や見守り通信サービスに注力へ


介護ベッドのプラッツ<7813>は4日、第2四半期累計(2015年7-12月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の22.18億円、営業利益が同76.6%減の0.42億円、経常利益が同91.2%減の0.66億円、純利益が同91.9%減の0.41億円となった。

2018年に予定されている介護保険の改正(福祉用具の貸与は現状の1割自己負担から全額自己負担へと負担増大の見込み)に関連して介護用電動ベッドの需要が低迷基調となっているほか、2015年度の介護報酬の減額改定の影響で高齢者施設の新設数が伸び悩んでいることで、各社間で一段と進む競争激化の影響を受けた格好。

下期は主力商品「Miolet II」の販促と商品ラインナップ拡充に注力するほか、2月から新規事業の見守り通信サービスを開始することで売上増加を図る。

上期までの進捗状況を受けて、決算発表と同時に通期業績予想を修正している。修正後の通期業績予想は、売上高が前期比0.7%増の48.50億円、営業利益が同42.3%減の0.95億円、経常利益が同76.6%減の1.80億円、純利益が同71.3%減の1.50億円としている。
売上高、営業利益及び経常利益は当初予想値から下方修正となったが、持分法による投資利益の影響で純利益は据え置きとなった。

同社は、電動介護ベッドの製造・販売を手掛ける。在宅用市場で約3割のシェア。福祉用具流通市場向けが売上高の8割。中計では18.6期営業益6.45億円目指す。

《SF》

 提供:フィスコ

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