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【市況】2日の香港市場概況:ハンセン0.8%安と続落、金融株の下げ目立つ


2日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比148.66ポイント(0.76%)安の19446.84ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が86.02ポイント(1.06%)安の8058.83ポイントとそろって続落した。売買代金は695億9800万香港ドル(1日の売買代金は695億香港ドル)。

前日の軟調地合いを継いだ。1月の中国製造業PMIが低迷したことで、中国景気の先行き不安が強まっている。原油相場が急反落するなか、昨夜のNYダウが下げたことも重荷になった。本土株の急伸をにらみながら、ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、相場全体を押し上げるには至っていない。

ハンセン指数の構成銘柄では、アジアで生命保険業務を手がけるAIA(アメリカン・インターナショナル・アシュアランス:1299/HK)と中国4大銀行の一角を占める中国建設銀行(939/HK)がそろって2.8%安、中国最大手行の中国工商銀行(1398/HK)が2.3%安と下げが目立った。

素材関連株も売られる。ニッケル大手の新疆新シン鉱業(3833/HK)が3.0%安、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が2.1%安、鉄鋼メーカー中国大手の鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.9%安、セメント・非鉄金属材料メーカー大手の中国中材(1893/HK)が3.8%安と値を下げた。

半面、環境関連株は物色される。中国政府系環境インフラ投資会社の中国光大国際(チャイナ・エバーブライト:257/HK)が2.1%高、汚水処理を中核とする天津市政府系インフラ事業者の天津創業環保(1065/HK)が1.7%高、北京市政府系の下水処理大手、北控水務集団(371/HK)が1.2%高で引けた。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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