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【通貨】外為サマリー:一時1ドル121円40銭台へ急伸、日銀のマイナス金利導入で乱高下

 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=120円56銭前後と前日午後5時時点に比べ1円70銭強の大幅なドル高・円安。ユーロは1ユーロ=131円56銭前後と同2円30銭強のユーロ高・円安で推移している。

 日銀は金融政策決定会合で、日銀当座預金に0.1%のマイナス金利を導入することを決定した。この追加緩和の発表を受け、一時121円41銭をつける急激なドル高・円安が進行。マイナス金利導入をサプライズ要因として市場は受け止めた。ただ、マイナス金利は日銀当座預金の一部に限られることから、買い一巡後は利益確定売りが膨らみ、午後1時20分過ぎに119円10銭台まで軟化。その後、株式市場が再度上昇幅を広げるのと歩調を合わせ、120円台半ばに値を戻した。

 日銀の追加緩和に関して、市場には強弱感が出ており、夕方の黒田総裁の会見や海外市場での反応が市場の関心を集めている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0912ドル前後と前日に比べ 0.0030ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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