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【市況】明日の株式相場見通し=決算発表で物色に広がり、FOMCの内容が焦点

 あす(28日)の東京株式市場は、日本時間同日未明に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容に左右されることになりそうだ。今回のFOMCでは、利上げは見送られる見通し。さらに声明文で、最近やや減速ぎみの米国経済や、世界的に下落傾向にある株式相場に配慮して、どの程度ハト派的な内容になるかに注目が集まっている。

 また、あすからは、取引時間中の決算発表も本格化する。業績動向の内容しだいで、反応はさまざまと想定されるものの、個別銘柄物色は広がりをみせそうだ。ただ、翌日に日銀の金融政策決定会合の結果公表を控えるだけに、慎重姿勢は継続するものとみられる。

 27日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は一時533円高まで買い進まれる場面もあり、日経平均株価終値は前日比455円2銭高の1万7163円92銭と急反発した。また、中国・上海株式市場は前日に続いて大幅続落し、総合指数がフシ目の2700を割り込む場面があったものの、引けに掛け下落幅を縮小し、東京株式市場への影響は軽微となった。

 日程面では、日銀金融政策決定会合(~29日)、12月の商業動態統計速報、12月の建設機械出荷額。海外では、米大統領選・共和党候補テレビ討論会、英10~12月期のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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