市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=455円高、投資家心理改善で急反騰

 27日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は前場に530円高超に買われた後、いったん伸び悩む場面もあったが、後場に入ると先物主導で再び上昇の勢いが強まった。

 大引けの日経平均株価は前日比455円2銭高の1万7163円92銭と急反発。東証1部の売買高概算は22億5757万株、売買代金概算は2兆4514億4000万円。値上がり銘柄数は1831、対して値下がり銘柄数は78、変わらずは24銘柄だった。

 きょうの東京市場は再び買い戻され大幅高。原油市況が足もと下げ止まり、前日の米国株市場でNYダウが急伸したことを受け主力株中心に広範囲に買い戻される展開となった。前日とは打って変わり東証1部全体の95%の銘柄が上昇する買い気の強い展開だった。中国・上海株市場は前日の急落に続いて、きょうも軟調に推移したが、前日の米国株高で投資家の不安心理が後退しており、これを嫌気する売りは限定的だった。日経平均は先物主導で上昇を加速させたが、前場、後場ともに1万7200円台で戻り売りに押されるかたちとなった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が活況裏に大幅高、トヨタ自動車<7203>、スズキ<7269>も値を飛ばした。ダイハツ工業<7262>は一時ストップ高となった。ブレインパッド<3655>、サイバネットシステム<4312>も値幅制限いっぱいまで買われた。キヤノンマーケティングジャパン<8060>、エムスリー<2413>、イーレックス<9517>なども急伸。

 半面、アルプス電気<6770>が軟調、クックパッド<2193>も値を下げた。セイコーホールディングス<8050>が急落、日本カーボン<5302>、ティー・ワイ・オー<4358>も売りに押された。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年01月27日 15時58分

株探からのお知らせ

    日経平均